最近、+422などの国際番号から着信があり、音声ガイダンスでクレジットカードの不正利用を理由にボタン操作を促される詐欺が増えています。スマホの通知で「不審な番号」と表示されないこともあり、見落としやすいため注意が必要です。本記事では、実際の事例を交えながら、こうした国際詐欺電話の特徴や見分け方、万が一の対処法を解説します。
+422の国番号はどこの国?
「+422」は現在正式に割り当てられていない番号ですが、過去にはチェコスロバキアに使用されていた経緯があります。現在ではこの番号を詐欺グループが偽装発信元として利用することが確認されています。
一見するとヨーロッパ圏からの正規の連絡のように見えますが、実際にはVoIPなどを用いた偽装が行われているケースが多いです。
詐欺電話の典型的な特徴とは?
今回のような「クレジットカードが不正利用されたので停止した。続けるには○○を押してください」という内容は典型的な詐欺手口です。被害者の不安を煽り、電話内でボタン操作をさせることで情報を盗もうとする目的があります。
実際にカードが停止されていれば、カード会社が日本語で正式な連絡をSMSや書面で通知してきます。電話の自動音声だけで手続きを促すことはありません。
実例:不審電話後にAmazonでクレカ使用してみた結果
質問者の方は、+422からの着信の後に試しにAmazonでUNEXTのデジタルカードをクレカ購入し、問題なく決済が通ったとのことです。これはつまり、実際にはカードは停止されておらず、詐欺の疑いが極めて強いという証拠になります。
カード会社が利用停止をした場合、あらゆるオンライン決済が弾かれます。このように実行テストも有効な対策です。
不審な電話が来たときの正しい対処法
- 電話に出ない、留守電も再生しない(または途中で切る)
- カード会社の公式サポートに自分から問い合わせる
- 電話番号をGoogleで検索してスパム報告があるか確認
- スマホのセキュリティ設定で国際電話をブロックする
また、キャリアによっては「迷惑電話ブロック」などの無料・有料の対策アプリを提供しているため、活用しましょう。
カード情報が漏れていたらどうする?
仮に「ガイダンスに従ってカード番号などを入力してしまった」場合は、すぐにカード会社へ連絡し、利用停止および再発行の手続きを取る必要があります。
また、念のためスマートフォンやアカウントのセキュリティチェックも行い、二段階認証やパスワードの再設定を推奨します。
まとめ:+422など国際電話番号の着信はまず疑う
+422のような国番号からの着信で「カードが停止された」という内容は、詐欺の可能性が極めて高いです。カード会社は電話でボタン操作を促すことはありません。少しでも不審に思ったら、公式窓口から事実確認するのが鉄則です。
安心・安全なキャッシュレス生活を送るためにも、こうした最新の詐欺手口に関する情報は定期的に確認しておきましょう。
コメント