カードローンなどの借入金を滞納していると、元の金融機関から債権回収を外部業者に委託されるケースがあります。その中でもアコムのような大手業者が「一括請求」の通知を送ってくると、多くの人が「もう分割は無理なのか」と不安になります。この記事では、債権回収がアコムに委託された場合に分割払いに応じてもらえる可能性や、交渉のコツを詳しく解説します。
債権がアコムに委託されたとはどういうことか
「債権がアコムに委託された」とは、あなたの借金に関する回収業務を元のカードローン会社がアコムへ依頼したという意味です。アコムはこの場合、債権者ではなく、回収代行業者として動いている可能性が高いです（※名義変更された譲渡債権ではない場合）。
つまり支払いの相手は変わっても、返済に関する条件は話し合いによって調整できる余地があります。
アコムは分割払いに応じるのか？
結論から言えば、交渉次第で分割払いに応じてもらえる可能性は十分にあります。アコムとしても債務者から1円も回収できないよりは、現実的に返済可能なプランを提示してもらった方が望ましいからです。
ただし、一括請求通知が来ているということは、債務者がこれまでの連絡を無視していたなどの「信用低下」がある状態です。そのため、誠実かつ具体的な返済提案が求められます。
実際に分割を交渉する際のポイント
- 連絡は早めに、誠実に行う
無視せず、まずは電話や文書で自分からアクションを起こすことが重要です。 - 現実的な返済プランを提示する
月いくらなら払えるのか、収入や支出を基に無理のない返済計画を具体的に伝えましょう。 - 一括返済は困難な旨をはっきり伝える
「一括では払えないが、月1万円なら可能です」など明確に伝えることで交渉がしやすくなります。
実際に「一括請求通知が届いたが、月々1万円の36回払いで了承された」という報告例もあります。
もし分割交渉がうまくいかない場合は
交渉しても分割に応じてもらえない場合、以下のような選択肢があります。
- 法テラスや弁護士を通じた交渉：第三者が入ることで和解が成立しやすくなります。
- 債務整理（任意整理）の検討：利息カット＋分割の交渉を法律専門家が代行します。
- 消費生活センターへの相談：強引な取り立てや不当な条件提示への対処に役立ちます。
早期に専門家へ相談することで、精神的・金銭的な負担を軽減できます。
今後の信用情報への影響も理解しておく
債権が回収業者に委託された時点で、あなたの信用情報（いわゆるブラックリスト）には「異動情報」として登録されている可能性があります。これは今後、ローンやクレジットカードの審査に影響することがあります。
しかし、放置して延滞を続けるよりも、交渉し、返済の意思を示す方が信用回復への第一歩となります。
まとめ：一括請求でもあきらめず、まずは交渉を
アコムに債権回収を委託された場合でも、分割払いは交渉次第で可能です。大切なのは、放置せず誠意を持って対応すること。現実的な返済計画を提示し、対話を試みましょう。難しい場合は、弁護士や法テラスの活用も視野に入れ、解決への道を探っていくことが大切です。
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