通帳を再発行したときの記帳開始位置はどこから?仕組みと注意点を詳しく解説

貯金

通帳が破れたり汚れたりして使えなくなった場合、多くの銀行では窓口やATMで再発行が可能です。ただし、気になるのは再発行後の通帳にどこから取引が記帳されるのかという点です。本記事では、通帳再発行時の記帳開始位置や仕組み、注意点についてわかりやすく解説します。

通帳再発行後の記帳はどこから始まるのか?

新しい通帳は、前回の通帳の記帳が終了した位置、つまり最後に記帳された行の次からスタートします。そのため、破れたり損傷していても、元の通帳に記帳されていた取引内容が新しい通帳に重複して記載されることはありません。

例えば、旧通帳の最終記帳が2024年6月1日までだった場合、それ以降の未記帳分(2024年6月2日以降)のデータから新しい通帳に記帳されます。

旧通帳が破れていても記帳データは引き継がれる

旧通帳が破れてしまっても、銀行側のシステムには過去の取引履歴がすべて保存されています。そのため、破損した通帳を持参すれば、再発行後の通帳にも正確に未記帳分が反映されます。

ただし、通帳を紛失した場合には本人確認や手続きが増えることもあるので注意が必要です。

通帳再発行の手続き方法

通帳の再発行は、原則として銀行窓口で手続きが必要です。以下のものを持参しましょう。

  • 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
  • キャッシュカード(ある場合)
  • 破損した通帳(可能であれば)

一部の銀行では再発行手数料(500円前後)が発生する場合もあるので、あらかじめ確認しておくと安心です。

記帳されない期間の取引内容を確認したいときは?

通帳の再発行前に発生した取引内容を確認したい場合は、ネットバンキングやATMで「明細照会」を行うのが便利です。近年では、紙の通帳よりもオンライン明細の利用を推奨する銀行も増えています。

また、通帳には記帳できる行数に制限があるため、取引件数が多い場合には記帳されない明細が出ることも。その場合は再度ATMでの記帳や、ネット明細の確認を活用しましょう。

実例:みずほ銀行やゆうちょ銀行の対応

みずほ銀行では、再発行後の通帳には過去の未記帳分がすべて記載され、旧通帳の内容は引き継がれません。また、ゆうちょ銀行でも同様に、最終記帳日以降の取引が反映されます。どちらも約500円の再発行手数料が必要です。

銀行によっては再発行時に「通帳レス口座」への切り替えも選択できますので、紙通帳が不要な方には便利なオプションです。

まとめ:再発行後も安心して利用可能

通帳を再発行した場合でも、過去の取引内容は銀行のシステムに保存されているため、破れていても問題ありません。新しい通帳には、前の記帳以降の取引から自動的に記載されます。もし記帳漏れが気になる場合は、ATMやネット明細を併用するのがおすすめです。

破損に気づいたら早めに再発行手続きを行い、安全な通帳管理を心がけましょう。

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