ATMでお金を引き出す際、多くの人はキャッシュカードを使いますが、実はゆうちょ銀行では「通帳だけ」でも現金を引き出すことが可能です。特に高齢の方やカードを持ち歩かない人にとって、この仕組みは便利で安心です。この記事では、通帳のみでお金をおろす方法や注意点、対象のATMについてわかりやすく解説します。
ゆうちょ銀行のATMでは通帳だけで現金を引き出せる
ゆうちょ銀行の専用ATMでは、キャッシュカードがなくても通帳を使って現金を引き出すことができます。この機能は、ゆうちょ銀行が設置している直営ATM(一部郵便局設置のもの含む)で利用可能です。
操作は非常にシンプルで、通帳をATMに挿入し、画面の案内に従って暗証番号を入力すれば、引き出しや残高照会が行えます。ただし、コンビニATMや提携ATMでは通帳取引はできませんので注意が必要です。
通帳だけで引き出す際に必要なものと手順
通帳だけでお金をおろすには、以下の条件を満たしている必要があります。
- 磁気式またはIC付きのゆうちょ銀行の通帳
- その通帳に対応する暗証番号が登録済みであること
操作手順は次のとおりです。
- ゆうちょ銀行ATMに通帳を挿入
- 「お引き出し」または「残高照会」を選択
- 暗証番号を入力
- 金額を入力して取引完了
通帳のページがいっぱいの場合、新しい通帳への繰越手続きが必要になることもあります。
暗証番号を忘れてしまった場合の対処法
通帳で引き出す際にも、キャッシュカードと同じく暗証番号が必要です。もし暗証番号を忘れてしまった場合は、ゆうちょ銀行または郵便局の窓口で再登録の手続きが必要です。
再発行には本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカードなど)が必要で、所定の用紙に記入・押印(印鑑登録済の場合)して申請します。暗証番号の再設定には数日かかる場合があるため、余裕を持って手続きするのがおすすめです。
通帳での取引ができない主なケース
以下のような場合には、通帳だけでの引き出しができないため注意しましょう。
- ATMが通帳対応していない(例:コンビニATM、提携銀行ATM)
- 通帳の磁気不良や破損
- 通帳が満冊(記入欄がない)状態
- 口座が一時凍結されている(本人確認未更新など)
また、通帳のATM利用は時間帯によって制限される場合があります。通常の営業時間外は利用できないこともあるため、公式サイトやATMの案内表示で事前に確認しておくと安心です。
キャッシュカードを使わない理由と通帳のメリット
通帳のみの利用を選ぶ人の中には、「カードを紛失したくない」「取引履歴を紙で残したい」「高齢者で操作が慣れている」などの理由があります。
また、通帳にはATMでの取引履歴がその場で印字されるというメリットもあり、家計管理や家族との共有にも役立ちます。
一方で、通帳だけでは振込やネットバンキングには対応できないこともあるため、必要に応じてキャッシュカードとの併用やスマホアプリの活用を検討しましょう。
まとめ:ゆうちょ銀行のATMなら通帳だけで現金引き出しが可能
ゆうちょ銀行の直営ATMでは、通帳だけでもお金を引き出すことができます。暗証番号が設定されており、対応ATMを利用すれば、カードがなくても現金を引き出すことができて便利です。
ただし、コンビニATMなどでは通帳の使用はできないため、ATMの種類を確認したうえで利用しましょう。安全で確実に取引をするためにも、通帳や暗証番号の管理をしっかり行うことが大切です。
コメント