クレジットカードの申込時には、職業や年収などの個人情報を正確に入力することが求められます。しかし、申し込みの際に「派遣社員」であるにもかかわらず誤って「正社員」と入力してしまった場合、審査や今後の利用にどのような影響があるのか、不安になる方も多いでしょう。
カード審査における職業情報の重要性
クレジットカード会社は、申込者の返済能力を判断するために職業や勤務形態を重視します。正社員であれば、安定した収入があると判断されるため審査上は有利に働くことが一般的です。一方、派遣社員は雇用の継続性が不確定なため、慎重に評価されがちです。
そのため、誤って「正社員」と入力した場合、後の信用情報や勤務先への在籍確認で不整合が判明すれば、虚偽申告と見なされ、審査落ちや強制解約のリスクが生じることもあります。
申告ミスで審査に落ちる可能性はある?
入力ミスが単なる誤記であることを申し込み後すぐに申告し、修正できれば大きな問題にはなりにくいです。ただし、そのまま放置してカードが発行された場合、後に申告情報との齟齬が発覚すると「故意の虚偽」と判断される可能性があり、カード利用停止や信用情報に傷がつく恐れがあります。
一例として、在籍確認の電話が実施された際に派遣社員であることが判明すると、カード会社は不審に思い、審査を中断または却下することがあります。
間違えて申し込んでしまった場合の対処法
申し込み後に入力ミスに気づいた場合は、できるだけ早くカード会社のサポートセンターに連絡し、正確な情報への訂正を依頼しましょう。修正対応に応じてもらえるかは、カード会社や申込ステータスによって異なりますが、誠実な対応をすることで信用を失わずに済む可能性が高まります。
連絡時には、以下のような点を簡潔に伝えるとスムーズです。
- 申込日時と氏名
- 修正したい項目(職業)
- 本来の正しい情報(例:「派遣社員」)
派遣社員でも通るクレジットカードとは?
近年は非正規雇用者でも申し込みやすいクレジットカードも増えています。以下のようなカードは派遣社員や学生、主婦でも通りやすいとされています。
- 楽天カード
- エポスカード
- 三井住友カード(NL)
審査基準は公表されていませんが、これらのカードは年収や勤務形態よりも「過去の信用情報」や「利用履歴」が重視される傾向があります。
カード審査に落ちた際の再申請は慎重に
仮に今回の申込で審査落ちした場合、すぐに別のカードを申し込むのではなく、少し期間を空けてから申し込むことが推奨されます。短期間に複数の申込履歴があると「申し込みブラック」とみなされる可能性があるからです。
また、個人信用情報機関(CIC)などに自分の信用情報を開示請求し、どのように記録されているかを確認するのも有効な手段です。
まとめ
クレジットカード申込時の職業入力ミスは、内容次第で審査に影響を与えることがあります。特に正社員と派遣社員の誤記は審査の根拠に関わるため、早めの訂正が重要です。申告ミスを正直に伝えることで信頼を保ちつつ、必要に応じて信用情報の確認や再申請の検討を行いましょう。
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