駅の自動改札機で定期券とモバイルSuicaの両方を持っていると、意図せずモバイルSuica側に入場記録が付いてしまうことがあります。特にスマートフォンをカバンに入れたままタッチすると、このような誤動作が起きやすくなります。今回は、こうした誤って入場記録が付いてしまった際の正しい対応方法について解説します。
モバイルSuicaに入場記録がつく仕組みとは?
改札機は複数のICカードやおサイフケータイに同時反応することがあります。これを「二重タッチ」や「誤認識」と呼ぶこともあり、改札機のセンサーに複数のICが近づいた場合、先に反応したものに入場記録が付けられます。
例えば、物理Suica定期券で通るつもりだったのに、カバンに入れたスマホのモバイルSuicaが先に反応して入場処理される、といったケースがそれです。
入場記録の取消は可能?どこでできる?
モバイルSuicaに付いた入場記録は、「みどりの窓口」や「駅係員窓口(有人改札)」で取消してもらうことが可能です。JR東日本の案内にもある通り、事情を説明すれば対応してもらえます。
窓口に行く際は、・モバイルSuicaが入っているスマートフォン
・物理Suica定期券(またはICカード)
を持参し、いつ・どの駅でエラーがあったかをできるだけ詳しく説明するとスムーズです。
そのまま放置するとどうなるのか
モバイルSuicaに入場記録が残ったままだと、次回以降の入出場で改札エラーが発生する可能性があります。特に「入場したまま出場していない」状態が続くと、次に改札を通ろうとした際に「入場済みの記録があります」とエラーになり、利用できなくなることがあります。
また、正規に運賃を支払っていないとみなされ、不正乗車と判断されるリスクもあるため、速やかに修正しましょう。
実際の対処手順と注意点
- 1. 駅の有人改札またはみどりの窓口に行く
- 2. モバイルSuicaに誤って入場記録が付いてしまった旨を説明
- 3. 駅員による記録の取り消し操作を受ける
- 4. 念のため、記録修正後にSuicaアプリで状態を確認
対応は基本的に無料で、駅員もよくあるトラブルとして認識しているため、安心して相談できます。
トラブル防止のためにできること
こうした誤動作を防ぐために、以下の点を意識しましょう。
- 改札を通るときは使用するカードや端末を1枚だけ近づける
- 他のICカードやスマホは金属製ケースに入れるか、タッチ部分から離して持つ
- 特に通勤ラッシュなど急いでいる時間帯は注意する
モバイルSuicaと物理Suicaの併用は便利な一方で、管理ミスによるトラブルも多いため、意識的に使い分けることが大切です。
まとめ:誤タッチによる入場記録は取消可能。早めに対応を
モバイルSuicaに誤って入場記録が付いてしまった場合、駅の窓口で取り消しが可能です。そのまま放置せず、早めに対処すれば特に大きな問題にはなりません。
複数のICカードやおサイフケータイを併用している人は、改札時のタッチ方法に注意することで今後のトラブルを予防できます。
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