ゆうちょ銀行で誤送金が発生した場合、多くの方がその後の対応について不安に感じるものです。特に「送金取消承諾書」を返送した後、自分の口座からどのように返金が行われるのか、処理の所要時間はどれくらいなのか、詳しい情報はあまり知られていません。本記事では、ゆうちょ銀行の誤送金に関する基本的な流れと、承諾書提出後の具体的な対応について解説します。
送金取消承諾書とは?その意味と役割
誤送金を受け取った場合、送金元の依頼に基づいて「送金取消承諾書」が送付されます。これは、誤って振り込まれたお金を口座から差し引いて返金することに同意する書類であり、これに署名・押印して返送することで、ゆうちょ銀行に返金処理を許可する形になります。
この承諾書が返送されない限り、銀行側も法的に口座から資金を引き落とすことができないため、重要な書類となります。
承諾書を提出した後の流れ
承諾書がゆうちょ銀行に届くと、銀行側で確認と処理が行われます。内容に不備がなければ、通常は数営業日〜1週間程度で口座から誤送金分が引き落とされ、送金元に返金されます。
ただし、繁忙期や書類に不備がある場合は、さらに日数がかかる可能性もあります。返金処理後には、通帳記帳やインターネットバンキングの履歴に「送金取消」などの記録が残ることが一般的です。
口座から自動で引き落とされるのか?
はい、承諾書が有効に受理されると、口座から誤送金金額が自動的に引き落とされます。ATM操作や自分で送金する必要はなく、全て銀行側で処理されます。
一方で、口座残高が誤送金金額に満たない場合、処理が保留され、改めて銀行から連絡が入ることがあります。そのため、処理が完了するまでの間は口座残高を確認しておくと安心です。
返金処理にかかる時間の目安
- 承諾書を返送してから到着まで:通常1~2日
- ゆうちょ側の確認と処理:3~5営業日
- 処理完了後の引き落とし反映:1~2営業日
全体として約1週間前後が目安ですが、時期や内容によっては前後する可能性があります。
処理状況が気になるときの対応策
処理状況を確認したい場合は、ゆうちょ銀行のコールセンターに連絡するのが確実です。通帳に記録が出る前であっても、処理の進捗状況や現在の段階を確認できる場合があります。
問い合わせの際には、承諾書に記載した内容(氏名・住所・口座番号など)を伝えることで、よりスムーズに対応してもらえます。
まとめ:返送後は自動処理が基本、確認とフォローで安心を
ゆうちょ銀行で誤送金を受けた場合、送金取消承諾書を提出すれば、自動で銀行側が返金処理を進めてくれます。処理にはおおよそ1週間ほどかかりますが、口座残高や書類の不備に注意しておけばスムーズに完了します。少しでも不安がある場合は、ゆうちょ銀行に直接確認することで安心して対応が進められます。
コメント