引っ越しや口座変更に伴い、現在の口座での光熱費などの自動引き落としをどう扱えばよいか悩む方は多いものです。特に「いつ引き落とされるか分からない」という状態では、残高の移動にも不安が伴います。この記事では、口座変更前に押さえておくべきタイミングや注意点について解説します。
引き落とし日は各サービスで異なる
電気・ガス・水道などの公共料金の引き落とし日は、各契約会社によって異なります。たとえば関西電力は27日、東京電力は毎月の契約締め日によって異なるなど、統一されていません。
また、土日祝が引き落とし日に重なると翌営業日になることもあるため、実際の引き落としが月末に近くなるケースもあります。
9月末に口座を空にするリスクとは?
たとえば、9月中に引っ越す予定で、その口座を使わなくなるとしても、9月末までに引き落としが完了するとは限りません。8月分の電気代が9月下旬に引き落とされるといったケースもあるため、口座残高を早期にゼロにするのは危険です。
1か月分以上の光熱費相当額を残しておき、最低でも10月中旬までは口座を維持することが望ましいです。
利用明細やマイページでの確認が重要
多くの電力・ガス会社は、契約者向けにWeb明細やマイページサービスを提供しています。そこから支払い予定日や引き落とし日の確認が可能です。
確認できるサービス例:
- 東京電力「くらしTEPCO」
- 関西電力「はぴeみる電」
- 大阪ガス「マイ大阪ガス」
など。
引っ越し時の手続きと引き落とし停止の流れ
引っ越しにより光熱費の契約を解約・変更する場合は、事前に解約日を伝えることで引き落としも停止されます。ただし、既に請求が確定した料金は、旧口座からの引き落としが継続されることがあります。
そのため、契約停止=引き落とし停止ではないという点に注意が必要です。最終月の支払いが完了するまで残高は確保しておきましょう。
残高を残しておく金額の目安
引っ越し前月〜当月にかけて、未払いの公共料金をすべて合算した金額に、念のため+3,000〜5,000円程度を加えた金額を残しておくと安心です。
たとえば、電気5,000円・ガス4,000円・水道3,000円程度なら、合計12,000円+予備分=15,000円程度が目安となります。
まとめ:口座の残高は引っ越し後も数週間キープを
光熱費の引き落とし日は契約内容や会社によって大きく異なるため、口座を解約・変更する際は「いつ引き落としされるか」を事前に確認することが必須です。最低でも、引っ越し月の翌月中旬までは十分な残高を口座に残しておくことをおすすめします。
安心して新生活を始めるためにも、計画的な残高管理と手続きを心がけましょう。
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