医療保険は80歳で保障終了?終身型との違いや選び方を徹底解説

生命保険

医療保険に加入していると「保障は何歳まで続くのか?」という疑問が出てくるのは当然のことです。特に80歳で保障が終わる定期タイプの場合、「終身型に変更すべきなのか」と悩む方も多いでしょう。この記事では、医療保険の保障期間の種類と、終身保障のメリット・デメリットをわかりやすく解説していきます。

80歳までの医療保険は一般的?

実は、80歳までの保障期間というのは「定期型」と呼ばれる医療保険の典型的な設計のひとつであり、決して珍しいものではありません

多くの定期型医療保険では、60歳・65歳・70歳・80歳などの年齢で保障が終了するタイプが用意されており、契約時の年齢や保険料の安さを理由にこのタイプを選ぶ人も多くいます。

終身型と定期型の違いを整理

医療保険の主な種類は以下の2つです。

  • 定期型医療保険:10年・15年などの更新型、または特定年齢(例:80歳)で保障終了。保険料が比較的安い。
  • 終身型医療保険:保障が一生涯続く。更新がなく保険料も一定。ただし、契約時の保険料は定期型より高め。

定期型は若いうちはお得に感じますが、更新のたびに保険料が上がることが多く、長生きリスクには対応しにくい面もあります。

医療費がかかりやすいのは80歳以降

厚生労働省のデータによると、医療費の大半は高齢期に集中すると言われています。特に後期高齢者と呼ばれる75歳以上では、入院や手術のリスクも増え、保険の必要性が高まります。

80歳で保障が終わってしまう場合、その後の医療費は自己負担になる可能性があります。公的保険制度があるとはいえ、入院時の差額ベッド代や先進医療などは全額自己負担です。

終身型医療保険に切り替えるべきか?

では、定期型の保険から終身型へ切り替えるべきなのでしょうか?それは以下の条件によって異なります。

  • 現在の年齢と健康状態
  • 老後資金の見込み
  • 終身型に加入した際の保険料負担

健康なうちであれば、終身型への切り替えはスムーズです。ただし、年齢が上がるほど保険料は高くなるため、費用とのバランスを検討しましょう。

実例:80歳で保障が終わる人の対応策

たとえば、60代の時点で「80歳で医療保険が切れる」と気づいた人がいたとします。もし現在健康であれば、終身型保険への加入を検討するチャンスです。

また、すでに80歳に近く終身型に入れない場合は、医療共済や少額短期保険などの選択肢を探すという方法もあります。

保険の見直しは「将来の不安」に備える準備

保険は「今」の安心だけでなく、「将来」のリスクにも備えるものです。今後の人生でどのようなリスクがあるか、それに保険がどこまで対応できるかを可視化することが重要です。

加入中の保険証券を確認し、必要であれば保険会社やファイナンシャルプランナーに相談しましょう。

まとめ:80歳で終了する医療保険は見直しのタイミングかも

80歳までの医療保険は珍しくありませんが、医療費がかさむのはむしろ80歳以降です。保障切れのリスクを感じる場合は、終身型への切り替えや補完策を検討しましょう。

老後の安心を得るためには、保険の継続性・保障内容・保険料の3点を冷静に見直すことがカギになります。

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