海外在住でも住民票を残したまま国民年金免除は可能か?
海外在住の方で住民票を残したまま国民年金の全額免除を申請している場合、国際結婚をしたことで配偶者の情報が必要になることがあります。この場合、配偶者の収入が審査にどのように影響するのか気になる方も多いでしょう。この記事では、その影響や対応について解説します。
配偶者の収入は審査に影響するのか?
国民年金の免除申請では、配偶者の収入も審査対象になることがありますが、配偶者が海外在住で日本に住民票がない場合、その収入がどのように取り扱われるかは状況によります。免除申請の書類には、配偶者の所得が確認できない場合でも、名前、居住国、婚姻年月日を記入する必要があります。審査の際に、日本の住民票を持っていない配偶者の収入が考慮される可能性は低いと考えられます。
社会保障協定国の場合の年金支払い
社会保障協定を結んでいる国に住んでいる場合、二重に年金を支払う必要がない場合があります。協定国では、どちらか一方の国での年金支払いを行うことで、他方の国での支払いを免除できる場合があります。もし配偶者の国で年金が支払われている場合、日本での支払いは不要になる可能性が高いです。この点については、年金事務所に確認することをおすすめします。
住民票を抜くべきか?
住民票を抜くことで、国民年金の支払い義務を免除することができますが、頻繁に日本に帰国して病院にかかる必要がある場合は、住民票を残しておく選択も理解できます。状況に応じて、今後の帰国や治療の計画を考慮し、住民票をどうするか検討する必要があります。
まとめ
海外在住でありながら住民票を残したまま国民年金の免除を申請する場合、配偶者の収入が審査にどう影響するか、また二重支払いを避けるための手続きなど、複雑な問題が生じることがあります。適切な対応をするためには、年金事務所や社会保障協定に基づく手続きを確認することが大切です。
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