プロミスの「返済額」と「必要最低返済額」の違いとは?毎月の支払いで損しないための基礎知識

ローン

カードローンの返済では、明細に「返済額」と「必要最低返済額」という2つの表記があることに戸惑う方も少なくありません。プロミスでもこのような表記があり、支払いに迷いが生じることも。この記事では、それぞれの意味と、どちらを支払えばよいのかを分かりやすく解説します。

「必要最低返済額」はその月に払うべき最低ライン

プロミスでは、毎月の返済額には「必要最低返済額」という仕組みがあります。これは、その月に遅延や延滞を回避するために必要な最低金額であり、この額を支払えば「約定返済(やくじょうへんさい)」として成立します。

たとえば、残高10万円の場合の必要最低返済額が4,000円と表示されていれば、毎月4,000円を返済すれば契約上の義務は果たせるという意味です。

「返済額」は任意で増額した金額を含むケースも

「返済額」という表記は、システム上で算出されたその月の推奨返済額、またはユーザーが増額返済を選択した際の金額であることがあります。必要最低返済額よりも多く表示されていることがあり、その分多く返すと元金の減りが早まり、利息の軽減にもつながります。

実際に表示される例としては「返済額:8,000円/必要最低返済額:4,000円」のように、差があるケースがあります。この場合、8,000円を返済しても問題ありませんが、最低ラインとしては4,000円でOKということになります。

具体例で見る:どちらを払うのが得なのか

例として、借入残高が10万円、金利が年17.8%のケースを考えます。必要最低返済額が4,000円の場合、利息はその中からまず引かれ、残りが元金に充てられます。しかし、倍の8,000円を返済した場合、より多くの元金を減らせるため、次月以降の利息が減少します。

つまり、可能な限り「返済額」の方で支払う方が結果的には利息の総支払額を減らすことができ、完済までの期間も短くなります。

注意点:必要最低返済額だけで放置するリスク

必要最低返済額だけを毎月払い続けると、元金の減少が非常に遅くなる場合があります。結果として支払い期間が長期化し、利息が膨らむ原因になります。

また、借入が複数回にわたると、毎月の最低返済額が積み上がることもあるため、総額の管理が重要になります。

スマホアプリで返済予定やシミュレーションも可能

プロミスの公式アプリでは、現在の借入残高や次回返済額の確認だけでなく、増額返済をした場合の元金減少や完済予定日などもシミュレーションできます。

利息の節約をしたい場合や、より効率的に返済を進めたい方は、こうしたツールを積極的に活用しましょう。

まとめ:最低返済額は「義務」、返済額は「余裕があれば推奨」

プロミスの返済において、「必要最低返済額」は契約上の義務を果たすための金額、「返済額」は利息負担を軽減したり早期完済を目指すための推奨額です。

無理のない範囲で、できるだけ多く返済することで将来の負担が軽くなります。返済に迷ったら、公式サイトやアプリで確認したうえで、余裕のある返済を心がけましょう。

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