最近では、金の買取を宅配サービスで依頼する方が増えています。しかし、査定結果を見て「予想よりも安い」と感じたことはありませんか?この記事では、特に初めて金を売却しようとする方に向けて、査定額と手数料の仕組みを丁寧に解説します。
宅配買取と店頭買取の違いとは?
宅配買取では、自宅から品物を発送して査定・振込まで完了する手軽さが魅力ですが、その利便性の裏には「手数料」「査定方法」「買取基準の違い」が潜んでいます。
一方、店頭買取では目の前で査定されるため、透明性が高く交渉も可能。宅配ではそのやり取りができないため、納得感に差が出ることがあります。
金の買取価格がホームページと違う理由
例えば、「K9(9金)2.4gで14,106円」と提示された場合、単純計算で1gあたり5,877円です。ホームページでの相場が「1gあたり6,209円」だった場合、1gあたり300円以上差があります。
これは、表示されているのが「買取参考価格(純金に近い理論価格)」であるのに対して、実査定では「金の純度・状態・手数料込み」で価格が決まるからです。
査定額に影響する手数料とは?
宅配買取には以下のようなコストが含まれていることが多く、それが査定額に反映されています。
- 査定手数料(500円〜2,000円程度)
- 返送時の送料(返却を希望する場合)
- キャンセル料(業者によっては無料)
- 振込手数料
中には「手数料無料」としている業者もありますが、その場合でも査定価格にコストを反映させていることがあるため、「実質手数料」が含まれていると考えた方がよいでしょう。
売るべきか、返却してもらうべきか?
最終的に売るか返却するかは、以下の基準で判断しましょう。
- ホームページ掲載価格との乖離が納得できるか
- 他社と比較した査定額かどうか
- 返却時の送料がかかるかどうか
例:返却送料が1,000円かかる場合、査定価格と納得感が近いなら売却を選ぶ方が合理的なケースもあります。
金買取の手数料相場はどのくらい?
業者によって異なりますが、一般的には以下の範囲に収まります。
- 査定手数料:無料〜2,000円
- 振込手数料:無料〜500円
- 返送料:無料〜1,500円(キャンセル時)
「なんぼや」のような大手でも、サービス内容や手数料構成は時期・場所・品目によって変わる可能性がありますので、事前に公式サイトを確認しましょう。
まとめ:査定価格は「相場」だけでは決まらない
金の宅配買取では、見かけの相場価格と実際の査定価格にギャップが生じるのが一般的です。K9やK18などの純度、重量、業者ごとの手数料体系などが関係しています。
もし提示された価格に納得できない場合は、他の買取業者に相見積もりを依頼するのも一つの手です。最も重要なのは、手数料の有無や内訳を事前に把握し、安心して取引することです。
コメント