毎日のように購入するペットボトルの水。たとえば1本100円程度の水を1日1本飲んでいれば、1か月で約3,000円、1年で36,000円にもなります。そこで注目したいのが、家庭の水道水を沸かして冷まし、水筒に入れて持ち歩く方法。この記事では、その節約効果と実践ポイント、さらには安全性や味に関するポイントまで詳しく解説します。
水道水を使えば1リットルあたり約0.2円の節約力
日本の水道料金は地域差がありますが、平均的に1リットルあたり0.2〜0.3円ほど。ペットボトル水1本(500ml)が100円と仮定すると、水道水を使えば200倍近く安い計算になります。
たとえば毎日500mlの水をペットボトルで買っていた場合、月3,000円。水道水+電気代で考えると月30〜40円ほど。月2,900円以上の節約が可能です。
沸騰によって塩素臭も軽減できる
水道水の味が気になる方にとって、沸かしてから冷ますという方法は非常に有効です。水道水に含まれる塩素(カルキ)は、煮沸によって気化するため、特有の臭いや味が軽減されます。
実際に電気ポットややかんで3〜5分ほど沸騰させてから冷ますだけで、味に敏感な人でも「ペットボトル水と変わらない」と感じることもあるほどです。
節約効果だけでなく環境負荷の軽減にもつながる
ペットボトル水を毎日飲むということは、毎日1本のゴミを出しているということにもなります。水道水をマイボトルに詰めて持ち歩くことで、プラスチックごみを減らし、環境保護にも貢献できます。
最近では、環境配慮の観点からマイボトルを持ち歩く人が増えており、エコ意識の高いライフスタイルにもなります。
注意点:やかんや電気ポットの電気代はわずかでも存在
水道水を沸かすには当然電気代やガス代がかかります。例えば電気ポットで1リットルの水を沸かす場合、おおよそ1.5〜2円程度の電気代がかかるとされています。それでもペットボトル水と比較すれば、十分に元は取れます。
さらに、やかんで沸かしてそのまま放置して自然冷却すれば、冷蔵庫で冷やす電力も抑えることができて、さらに省エネです。
おすすめの保存方法と衛生面の対策
沸かした水は必ず清潔な容器に入れましょう。冷蔵庫で保存する場合、2日以内に飲み切るのがベスト。常温保存ならその日のうちに飲み切るのが安全です。
また、水筒の定期的な洗浄と乾燥も忘れずに行うこと。特に夏場は菌の繁殖が早いため、煮沸後の衛生管理をしっかり行いましょう。
まとめ:手間を少しかければ、月数千円単位の節約が可能
水道水を沸かして冷やすだけで、月数千円もの節約が可能です。電気代や手間は多少かかりますが、長期的に見れば大きな違いになります。ペットボトル水の出費が気になる方は、まず1週間でもこの方法を試してみるのがおすすめです。節約効果と環境負荷の軽減という、2つのメリットを手に入れられる実践的なライフハックです。
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