突然届いた複数枚の国民健康保険の納付書に驚いた経験はありませんか?特に、支払いが月給を上回る金額になると「なぜこんなに高いのか」と不安になる方も多いはずです。今回は、国保の納付書が一度に複数届く理由や、支払いに困ったときの対応策について解説します。
なぜ国民健康保険の納付書がまとめて届くのか?
国民健康保険の納付書は、多くの自治体で年1回、または年度の途中で加入した場合には加入月以降分をまとめて送付する仕組みになっています。例えば6月に加入した場合、6月〜翌年3月までの10か月分が一度に送られてくることがあります。
また、すでに支払っているにもかかわらず納付書が届いた場合は「次回以降の分」であることが多いため、支払済みかどうかを確認することが大切です。
保険料が月給を上回るのは普通なのか?
国民健康保険料は前年の所得を基に算出され、自治体によっては均等割・平等割・所得割などが加算されます。結果として、現在の収入が低くても、前年の収入が高ければ保険料が高額になることも珍しくありません。
特にフリーランスや自営業者、退職直後の方は高額になりやすい傾向があります。年収に対して月3万円〜5万円というケースもあります。
納付書の支払いに困ったときの相談先
どうしても一括で支払うのが難しい場合は、役所の「保険年金課」などに相談し、分割納付や減免制度の適用を検討しましょう。
特に以下のような条件に当てはまる場合は減免の対象となる可能性があります。
- 前年より収入が大幅に減った
- 退職・離職・廃業した
- 災害や病気で生活が困窮している
納付書の枚数や支払期間のチェック方法
納付書の左上や下部にある「納期」や「期別」などをチェックすると、どの月の分か、支払期限がいつかなどを確認できます。
多くの自治体では6月〜翌年3月までの10期に分けて支払うことができ、たとえば「第1期〜第5期」のように5枚同時に届くことがあります。
少しでも負担を軽くするためにできること
- 口座振替の申請:期日通りの支払いでうっかりミスを防止
- 減免申請:条件に該当すれば最大全額免除されるケースも
- 早めの相談:滞納になる前に相談すれば柔軟に対応してもらえる
また、収入が変動する場合には年度途中でも減免申請できることがあります。役所に相談する際には収入証明書や給与明細などを用意するとスムーズです。
まとめ:驚いたときこそ冷静に、自治体に相談を
国民健康保険の納付書が一度に届いたとしても、それは複数月分の支払いをあらかじめ通知しているに過ぎません。支払う前に内容をよく確認し、無理があればすぐに役所へ相談することが大切です。
高額な請求に驚いても、焦らず分割払いや減免制度を活用して対処しましょう。
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