ネット証券であるSBI証券では、口座開設時に住信SBIネット銀行などの関連サービスを同時に申し込むことができます。しかし、証券口座だけを利用し、銀行口座の設定や利用をせずに放置している人も少なくありません。本記事では、そのようなケースにおける影響や注意点を詳しく解説します。
SBI証券と一緒に開設される銀行口座とは?
SBI証券で口座を開設する際、セットで申し込めるのが住信SBIネット銀行の口座です。これは、入出金の利便性向上やハイブリッド預金などの連携サービスを使いやすくするためです。
開設手続き自体は証券口座申し込みと同時に進められるため、意図せず申し込んでいたというケースもあります。
設定を放置しても問題はない?
基本的に、利用していない銀行口座を放置しても法的には問題ありません。ただし、次のような注意点が存在します。
- ログイン情報やパスワードがわからなくなる
- 登録メールアドレスが無効なままだと通知が受け取れない
- 金融機関からの案内(セキュリティ・利用規約変更など)を見逃す
このようなリスクを避けるためにも、最低限の設定や連絡先の更新を行うことが望ましいです。
放置したままだとどうなる?
住信SBIネット銀行の口座を使わずに放置していても、口座維持手数料などはかかりません。しかし、長期間アクセスがないと休眠状態になることがあります。
休眠口座になると、再度利用する際には本人確認書類の再提出や書面での手続きが必要になる場合があります。さらに、一定期間後には口座が閉鎖される可能性もゼロではありません。
使わないなら解約した方がいい?
放置しておいてもすぐに問題が起こることは少ないですが、不要だと判断した場合は解約を検討するのも選択肢の一つです。住信SBIネット銀行の解約は、公式サイトから手続き方法を確認できます。
ただし、将来的にSBI証券との連携機能(自動入出金や為替両替)を使う予定があるなら、残しておいた方が便利な場合もあります。
メールアドレスが使えない場合の対応方法
登録していたメールアドレスが現在使用できない場合、ログイン後に新しい連絡先に変更するのが理想的です。
ログイン情報がわからない場合は、銀行のサポートセンターに問い合わせて、本人確認を経た上で登録情報の変更が可能です。
まとめ:放置リスクは小さいが、最低限の確認はしておこう
SBI証券と同時に開設された住信SBIネット銀行の口座を放置しても、即時的な不利益は基本的にありません。しかし、アカウント情報の失念や休眠扱いになるリスクはあるため、連絡先の更新や今後の利用予定を整理しておくと安心です。
「使わないから大丈夫」と思って放置する前に、一度だけでもログインして現状を確認しておくことをおすすめします。
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