傷病手当を受ける際、支給額が総支給額なのか、手取り額の3分の2なのか、どちらで計算されるのかを明確に理解しておくことは非常に重要です。特に、金額に関わる部分は生活に直結するため、正しい情報を把握しておくことが必要です。この記事では、傷病手当の計算方法について、具体的な内容を解説していきます。
傷病手当の基本的な計算方法
傷病手当は、働けない期間に収入を補填するために支給されるもので、計算方法は労働基準法や健康保険法に基づいています。基本的には、給料(総支給額)に基づいて支給されることが多いですが、手取り額ではなく総支給額の3分の2が支給される点が重要です。
総支給額を基にした計算方法
傷病手当の計算は、通常「総支給額の3分の2」が支給されます。例えば、総支給額が40万円であれば、その3分の2である26万6,666円が支給されることになります。これは、手取り額ではなく、給与の総額を基に計算されるため、手取り額と異なることに注意が必要です。
手取り額ではなく総支給額を基準にする理由
手取り額とは、税金や社会保険料が差し引かれた後の実際に手元に残る金額ですが、傷病手当の計算はこれらの控除を考慮せずに行われます。つまり、税金や社会保険料が差し引かれる前の総支給額が基準となるため、手取り額を基準にすることはありません。
実際の支給例
例えば、質問者が示したように総支給額が40万円、手取り額が32万円の場合、傷病手当の支給額は総支給額の3分の2に基づいて計算されます。この場合、40万円の3分の2である26万6,666円が支給されることになりますが、手取り額32万円の3分の2ではないため、その差額については理解しておく必要があります。
まとめ
傷病手当の支給額は、基本的に総支給額の3分の2で計算されます。手取り額を基にするわけではないため、支給額が実際に受け取る金額と異なる場合があることに注意が必要です。もし不明点がある場合は、担当の健康保険組合や会社の人事部門に確認することをお勧めします。
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