銀行預金で年5万円の利子を得るには?昔と今の金利事情をわかりやすく解説

貯金

かつては銀行にお金を預けるだけで旅行に行けるほどの利子が得られる時代もありました。しかし、現在の超低金利時代においては、その感覚が大きく変わっています。この記事では、銀行預金で年間5万円の利子を得るにはどれほどの資産が必要なのか、昔と今の金利を比較しながら、やさしく解説します。

現在の金利で年5万円の利子を得るには?

2024年現在、都市銀行の普通預金金利は0.001%程度、定期預金でも0.01~0.2%程度が一般的です(金融機関によって差あり)。

たとえば、年利0.2%の定期預金で5万円の利子を得ようとした場合、必要な預金額は以下の通りです。

年利 必要預金額(税引前)
0.2% 2,500,000円
0.1% 5,000,000円
0.01% 50,000,000円

なお、利子には約20%の税金がかかるため、実際の受取額は少し減ります。

40年前の金利と利子事情

1980年代前半、日本の定期預金金利は年6%前後という時代がありました。現在とは比べものにならないほど高金利でした。

仮に当時の金利が6%であった場合、5万円の利子を得るには約834,000円の預金で済んだ計算になります。

このような金利環境であれば、家族旅行代くらいは利子でまかなえるという話も納得です。

利子で得をするなら他の選択肢も検討

現在の銀行預金では「お金を増やす」目的にはあまり向いていません。以下のような選択肢を視野に入れるのもひとつです。

  • ネット銀行:メガバンクより高めの金利(0.2~0.3%程度)を提示することが多い
  • 個人向け国債:1年以上保有で元本保証、2024年現在0.3~0.5%の利率がある商品も
  • iDeCo・つみたてNISA:リスクを取りながらも長期運用で資産形成が可能

実例:金利の違いでどれだけ差が出る?

仮に500万円を10年間預ける場合を比較します。

金利 10年間の利子(税引前)
0.001%(普通預金) 500円
0.2%(高金利定期) 100,000円
6%(1980年代) 3,000,000円

このように、金利の差は利子額に直結するため、少しでも高金利の金融商品を探すことが重要になります。

まとめ:利子だけで生活や旅行は難しい時代に

かつてのように「利子だけで旅行に行く」時代は終わりましたが、今でも資産を安全に運用したい人にとって銀行預金は有効な手段です。ただし、目的が資産形成であれば、少しリスクを取って他の金融商品を併用することも考えるべきです。

昔の金利に驚きつつも、今の時代にあったお金の置き場所を見直すことが、将来の安心につながります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました