JAマイカーローンの事前審査を通過したあとに、希望していた車が売約済みとなり、別の車両に乗り換えるケースは珍しくありません。新たな車両の見積もりが当初の審査金額を上回った場合、差額を自己資金で補うことはできるのでしょうか?本記事では、JAマイカーローンの本審査で見積金額が変更された場合の対応方法や審査への影響を解説します。
事前審査と本審査の違いを押さえよう
JAマイカーローンの事前審査は、主に申込者の返済能力や信用情報をもとに借入可能かを判定するもので、車両の詳細な情報までは求められない場合が多いです。これに対して、本審査では具体的な購入車両・見積書などの資料提出が必要になり、審査がより厳密になります。
つまり、事前審査の通過=融資確定ではなく、本審査で提出する内容によっては再評価される可能性があります。
見積額が増えた場合でも本審査は可能か?
事前審査で270万円を申請し、その後280万円の車両に変更する場合でも、差額の10万円を自己資金で負担することを明示すれば、270万円までのローン申請として本審査に進むことが可能です。
この際のポイントは、「見積書に総額280万円」「自己資金10万円」「ローン申込額270万円」であることを金融機関側に正確に伝えることです。申込額が増えていなければ、審査内容は大きく変わらないのが一般的です。
本審査に必要な書類と記載のコツ
JAバンクによっては以下の書類が求められます。
- 車両の見積書(店舗名・車両名・金額が明記されたもの)
- 頭金・自己資金の明細が分かる書類(メモ書きで補足することも可能)
- 本人確認書類や収入証明書
見積書に「支払い方法:自己資金10万円+ローン270万円」などの記載があると、審査担当者も状況を理解しやすくなります。
自己資金を入れる際の注意点
差額を自己負担する場合は、購入店舗との間でも明確に分担を取り決めておきましょう。店舗によっては「全額ローン希望前提」で契約を進めていることがあるため、金額の差異について事前に了承を得ておくと安心です。
また、自己資金支払い分が現金であることを金融機関が確認するケースもあるため、振込明細や領収書の提出を求められることもあります。
ケース別:よくある相談と対応例
事例①:見積額が280万円に上がったが、270万円でローン申請 → 自己資金10万円明記のうえで本審査通過。
事例②:見積額そのものが290万円に増加 → 自己資金20万円の準備が必要。ローン申請額を超えてはいけない。
このように、事前に定めたローン申込額を超えない限り、基本的には対応可能です。
まとめ:早めの相談と丁寧な説明がカギ
JAマイカーローンにおいて見積金額が増えた場合でも、差額を現金で対応し、事前審査と同額のローン申請を継続することで、本審査に問題なく進める可能性は十分にあります。ただし、提出書類や説明内容に不備がないようにすることが重要です。
気になる点があれば、早めにJA窓口へ相談し、必要書類の内容や対応の確認を行うことをおすすめします。
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