LINE通話で画面共有してしまった後の対処法|PayPayと銀行口座の安全を守るために今すぐやるべきこと

電子マネー、電子決済

近年、ネットショッピング詐欺やSNSを利用した巧妙な手口が急増しています。とくにLINE通話で画面共有を求められ、個人情報や金融サービスの画面を見せてしまった場合、大きな被害につながる危険性があります。今回は、PayPayや銀行口座の画面を見られてしまった後に取るべき対応と、今後の利用における注意点について解説します。

LINE画面共有詐欺とは?手口の特徴を理解する

LINE通話での画面共有詐欺は、相手が「設定の確認をしたい」「本人確認が必要」などと騙って、スマートフォンの画面をリアルタイムで共有させ、PayPayや銀行アプリなどの操作内容を視覚的に盗み見るというものです。

画面を見ただけで即座に不正利用されるわけではありませんが、詐欺師側は口座番号や名前、残高、QRコード、ログインIDなどの情報を記録し、のちにそれらを悪用する可能性があります。

PayPayに見られて困る情報はあるのか?

PayPayの場合、画面を見られてもパスワードや本人確認書類などが直接見られない限り、即時に不正利用されることは稀です。しかし、以下の情報が確認された可能性がある場合は要注意です。

  • PayPay残高や支払い履歴
  • チャージ元のクレジットカード情報
  • QRコードやバーコード決済画面

念のため、アプリのパスコードを変更し、チャージ制限や利用制限をかけることが推奨されます。また、万が一に備え、PayPay公式に相談し記録を残すのも有効です。

銀行口座はどう対応すべきか?

複数の銀行口座を画面共有してしまった場合は、資金移動とともに、各銀行のカスタマーセンターへ連絡し、インターネットバンキングの一時停止・パスワード変更・不正監視の申請を行いましょう。

一部の銀行では、画面共有による不正アクセスリスクを認識しており、口座凍結や再発行など柔軟な対応を取ってくれることがあります。今後しばらくは利用履歴を細かく確認する習慣をつけてください。

被害を未然に防ぐための5つの対策

  • LINE通話中に画面共有は絶対にしない
  • パスワード・PINコードは定期的に変更する
  • 二段階認証を必ず有効にする
  • 銀行アプリや決済アプリの利用履歴は日々確認
  • 不安があれば警察や消費者センターにも相談

LINEの「画面共有」機能は便利ですが、悪用されると深刻な被害につながります。「本人確認」「設定手伝う」などという甘い言葉には特に注意しましょう。

PayPayは今後も使って良い?

現時点で履歴に送金がなく、チャージ・カード連携も制限済みであれば、再発防止措置を講じた上でPayPayを使い続けることは可能です。

ただし、今後の利用においては以下の点に注意してください。

  • PayPayパスコードを再設定(できれば指紋認証も有効に)
  • 定期的にチャージ設定と履歴を確認
  • PayPay公式サポートに一報して経緯を共有

PayPayに万が一の不正アクセスが発覚した場合、被害補償が適用される場合もあるため、公式への連絡は必ず行いましょう。

まとめ:今できる対策を迅速に、被害は防げる

LINEでの画面共有によってPayPayや銀行情報が見られてしまっても、落ち着いて対応すれば大きな被害は防げます。既に多くの対応を済ませているなら、次に必要なのは「監視の継続」と「サポート窓口との連携」です。

不安が残る場合は、警察のサイバー犯罪相談窓口国民生活センターへの相談も視野に入れましょう。被害の芽は早く摘み取ることが鍵です。

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