調剤薬局や医療現場でよく耳にする「社保」という言葉。患者さんで「社保」と呼ばれる人が、国民健康保険以外であることはよくありますが、なぜそのように呼ばれるのでしょうか?今回は、社保とは何か、そしてその背景について詳しく解説します。
社保とは?
社保(社会保険)は、日本の公的な保険制度で、主に「健康保険」「介護保険」「厚生年金保険」の3つが含まれます。これらは、会社などで働く人が加入することが一般的です。広義には、病気やけが、出産、失業、障害、老齢、死亡などに対して支給される給付を行う公的な保険の総称です。
そのため、会社員や公務員など、企業や団体に雇われている人々が加入することが多く、これを「社保」と呼びます。
国民健康保険(国保)との違い
国民健康保険(国保)は、主に自営業や農業など、会社に雇われていない人が加入する健康保険制度です。一方、社保に加入する人々は、企業に勤めることが条件となります。
そのため、医療面での給付内容や加入条件に違いがありますが、社保加入者は会社経由で保険料を支払うことが多いのに対し、国保は個別に市町村に支払うことになります。
なぜ「国保以外」を社保と呼ぶのか?
「社保」とは、元々「社会保険」を略した言葉です。しかし、日常の会話や業務の中では、特に「会社員や公務員」の健康保険や年金を指して「社保」と呼ぶことが多いです。国民健康保険と混同しないよう、社保と呼ばれることが一般的になっています。
このように、業界や社会保険に関する知識がある人々の間では、社保という言葉が自然に使われており、特に「会社員や公務員が加入する社会保険」の意味で使われることが多いです。
まとめ
「社保」とは、社会保険の略で、健康保険や年金、介護保険などを含む公的保険制度です。主に企業や団体に勤める人々が加入し、国民健康保険(国保)とは異なります。社保という呼び方は、主に会社員や公務員などが加入する保険を指すことが一般的です。医療現場などで「社保」という言葉を耳にすることが多いですが、知識を深めて正しい理解を持つことが大切です。
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