グローバルに送金や決済ができる「Wise(旧TransferWise)」は、海外旅行者やフリーランス、留学生など幅広いユーザーに支持されています。この記事では、Wiseに日本の銀行口座を登録する手順と、Wiseデビットカードを発行するべきかどうかについて、初心者の方にもわかりやすく解説します。
Wiseに日本の銀行口座を登録する方法
Wiseでは、送金を受け取るためや、日本円での出金時に、日本の銀行口座を登録する必要があります。登録の流れは以下の通りです。
- Wiseアプリをインストールし、アカウントを作成
- アプリ内の「口座」メニューから「受取用口座を追加」を選択
- 国を「日本」、通貨を「JPY(日本円)」に設定
- 銀行名、支店コード、口座番号、口座名義を入力
- 本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)をアップロード
本人確認が完了すると、登録した日本の銀行口座を使って出金できるようになります。
口座登録時の注意点
登録する銀行口座は、Wiseアカウントの名義と一致している必要があります。たとえば、本人以外の名義の口座(家族の口座など)は登録できません。
また、一部の地方銀行やネット銀行では、Wiseからの送金に対応していない場合があります。その場合は、メガバンク(みずほ銀行、三井住友銀行など)や楽天銀行、住信SBIネット銀行などの利用が推奨されます。
Wiseデビットカードとは?発行するメリット
Wiseのデビットカードは、複数通貨に対応したVisaカードで、世界中のATMや店舗、オンラインショップで利用できます。主なメリットは以下の通りです。
- リアルタイムでの為替レートに基づいた決済
- 手数料が安く、海外での使用時もお得
- マルチカレンシー口座にある残高から自動引き落とし
- Apple PayやGoogle Payにも対応
たとえば、ヨーロッパ旅行中にWiseカードを使えば、ユーロ建てでの買い物もスムーズに行え、両替所を探す必要がありません。
デビットカードの申請方法と発行条件
Wiseデビットカードは、日本では2022年以降に正式対応が開始されました。申請方法は以下の通りです。
- Wiseアプリで本人確認を完了
- アカウントに一定額以上を入金(最低3,000円程度)
- 「カード」メニューから「カードを注文」を選択
- 配送先住所を入力して申し込む
カードは1〜2週間で届きます。アプリからPIN設定や利用制限、紛失時のロックなども簡単に操作できます。
Wiseは海外生活や副業収入の受け取りにも最適
たとえば、海外のクライアントからの報酬を受け取る場合、Wiseなら手数料を抑えて日本円で出金できます。また、外貨預金のような使い方もでき、為替が有利な時期に両替をしておくことも可能です。
さらに、海外通販の支払いにもWiseデビットカードを利用すれば、余計な為替手数料をカットできます。
まとめ:Wiseを最大限に活用するなら日本口座登録とカード発行を
Wiseは国際送金とマルチカレンシー対応に優れた便利なツールです。日本の銀行口座を登録しておけば出金がスムーズに、デビットカードを発行しておけば決済がより柔軟になります。海外とのお金のやり取りを効率よく行いたい方には、Wiseのフル活用をおすすめします。
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