勤務先の給与振込口座が指定されていて変更できない──そんな悩みを抱える方は少なくありません。とくに地方銀行が指定されている場合、「近くに支店がない」「ネットバンキングが使いづらい」といった理由で、住信SBIネット銀行などのネットバンクへ資金を移したいという声が増えています。本記事では、給与やボーナスを効率よく、かつ手数料を最小限に抑えて移す方法を詳しく解説します。
給与口座を変更できない場合の選択肢
まず前提として、勤務先によっては給与振込口座を自由に選べないケースがあります。その場合、以下のような方法で資金を住信SBIネット銀行へ移すことが可能です。
- 定額自動入金サービス(住信SBIの機能)を活用
- 地方銀行のインターネットバンキングから手動振込
- ATMで引き出してから住信SBIに入金(非推奨)
この中でも、もっともスマートかつコストを抑えられる方法が「定額自動入金サービス」です。
定額自動入金サービスとは?
住信SBIネット銀行が提供する「定額自動入金サービス」は、他行(地方銀行など)から毎月指定日に指定金額を無料で引き落とし、自動で住信SBIの口座に入金する仕組みです。手数料は無料(回数制限あり)で、申し込みもネット上で完結します。
たとえば、「毎月25日に地方銀行から50,000円を自動で移す」といった設定が可能です。給与日後に一定額をネット銀行に移したい場合に最適です。
定額自動入金サービスの利用方法
住信SBIネット銀行のアプリまたはWebサイトにログインし、「定額自動入金サービス」から申し込みます。以下の情報が必要になります。
- 引落元(地方銀行など)の口座情報
- 入金先(住信SBIネット銀行)の口座情報(自分の口座)
- 引落希望日(6日、16日、26日のいずれか)
初回の設定完了後、約1ヶ月程度で自動入金が開始されます。ボーナスなど不定期な入金には適さないため、手動の移動と併用するのがおすすめです。
定額以外の方法で移動したいときの代替策
ボーナスやイレギュラーな入金の場合には、以下のような手段も活用できます。
- 地方銀行のネットバンキングで手動振込(手数料確認を)
- Pay-easyやLINE Pay経由のチャージ・送金(使い勝手は要検討)
- 地方銀行のATMから住信SBIの入金対応ATMに預け入れ(セブン銀行、イオン銀行など)
なお、住信SBIネット銀行はランク制(スマプロランク)に応じて他行宛の振込手数料無料回数もあるため、それを活用して逆に地方銀行への出金も管理できます。
実際の活用例と節約効果
ある会社員Aさんは、地方銀行口座から毎月定額10万円を住信SBIネット銀行へ移動する設定にしています。この結果。
- ATMの引き出し手数料 → ゼロ
- コンビニATMでの入金作業 → 不要
- 給与日の翌営業日にはネット銀行での資金運用が可能
その後、住信SBIネット銀行で証券口座と連携し、自動積立投資も開始。お金の「移動」から「資産形成」への導線が整いました。
まとめ:定額自動入金サービスを活用して賢く資金移動
給与振込先が変更できない場合でも、住信SBIネット銀行の「定額自動入金サービス」を利用すれば、手数料ゼロで毎月自動的に資金を移すことが可能です。使い勝手と節約効果の両立ができる非常に便利な機能なので、積極的に活用してみてはいかがでしょうか。
一度設定してしまえば、あとは放置でもお金が効率的に動く環境が整います。日々の管理をラクにしながら、将来の資産形成にもつなげていきましょう。
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