修学旅行で関東に行く学生さんの間で「PASMOは関西でも使えるの?」という疑問を持つ方は少なくありません。実際、PASMOやICOCAなどの交通系ICカードは相互利用が進んでおり、多くの地域で共通して利用できるようになっています。本記事では、PASMOの全国での使い方や注意点をわかりやすく解説します。
PASMOは全国のICカードエリアで使える
PASMOは関東圏を中心に使われている交通系ICカードですが、全国相互利用サービスにより、ICOCA・Suica・TOICAなど、他の主要な交通系ICカードエリアでも基本的に利用可能です。
たとえば、関西圏ではICOCAが主流ですが、JR西日本・阪急電鉄・大阪メトロ・近鉄など多くの交通機関でPASMOを使って乗車することができます。
利用可能な範囲には一部制限もある
全国で使えるといっても、PASMOにはいくつか制限があります。たとえば、ICカードエリアをまたがる移動(例:関西エリアから関東エリアへICでの一括乗車)はできません。また、地方の一部私鉄やバス会社では利用できないケースもあるので、事前に確認しておくと安心です。
特に、PASMOをバス利用に使いたい場合は、各路線バスがPASMO対応かどうかを公式サイトや車内掲示で確認しておきましょう。
関西でPASMOを使うときの具体例
関西在住の高校生Aさんが関東の修学旅行でPASMOを購入し、帰ってから地元の大阪メトロでそのまま使うケースを想定してみましょう。AさんはそのPASMOで問題なく改札を通過でき、ICカード残高もそのまま使えました。
ただし、チャージは一部券売機ではPASMO非対応のこともあります。関西でチャージしたい場合は、ICカード共通チャージ対応の券売機やコンビニを利用しましょう。
SuicaとPASMOの違いは?
どちらもほぼ同様の機能を持ち、全国での利用にも違いはほとんどありませんが、モバイル対応に違いがあります。SuicaはApple PayやGoogle Payに対応している一方、PASMOはiOSのみの対応(2024年6月時点)です。
また、定期券やオートチャージ機能の設定可能エリアも若干異なるため、長期利用を考えているなら自分の使い方に合ったカードを選ぶのも良いでしょう。
旅行後もPASMOは使える?
修学旅行などで一時的にPASMOを使った場合でも、カード自体はそのまま保有・再利用可能です。関西に戻ってからも通学やバイトの移動などに活用できるので、旅行が終わったあとも捨てずに持っておくと便利です。
残高がなくなってもチャージすればまた使えますし、使わなくなった場合は駅の窓口で払い戻しも可能です(デポジット500円が戻ってきます)。
まとめ:PASMOは全国で使える便利なICカード
PASMOは関西でも問題なく使える全国対応の交通系ICカードです。ただし一部エリアや機能には制限があるため、旅行前には使いたい交通機関が対応しているかを確認しておくのがおすすめです。修学旅行だけでなく、帰ってからも活用できるPASMOをぜひ便利に使ってみてください。
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