本当に自炊は節約になる?お米の価格とスーパーの半額弁当を徹底比較

家計、節約

物価高の影響で、今やスーパーで売られている最安のお米ですら2kgで2300円という時代。果たして自炊は本当に節約になるのでしょうか?本記事では、コスパ重視の観点から「お米の価格」「自炊のコスト」「半額弁当との比較」などを具体的に解説し、どちらが合理的かを掘り下げます。

お米1合あたりのコストを計算してみる

2kgで2300円の白米は、1合(約150g)あたりのコストに換算するとおよそ176円になります。13合取れるとして、1合176円というのは確かに高く感じます。

ただし、この金額には炊飯時に使う水道代、電気代は含まれていません。また、米単体の価格なので、おかずの食材費を加えるとさらにコストは上がる可能性があります。

スーパーの半額弁当と比較した場合の実例

都市部のスーパーでは、夜8時以降などに販売される弁当が半額になることがあります。通常価格500〜600円の弁当が250〜300円で買えるとすれば、白米とおかずが揃ってこの値段。時間と労力をかけずに食べられる点ではコスパが高いです。

例えば、唐揚げ弁当(半額270円)と白米1合炊いて自炊した唐揚げ定食(原材料費350円+光熱費約30円)を比較すると、半額弁当の方が安上がりになるケースもあります。

見落としがちな「副菜・調味料・光熱費」

自炊には見えにくいコストも存在します。調味料や副菜、味噌汁、さらには調理器具や食器の洗浄にかかる水・電気代も加えると、トータルコストは予想以上にかさみます。

また、調理にかかる時間や労力も見逃せません。1時間を調理に使うなら、その時間をアルバイトに当てた方がトータルの家計収支は好転する可能性もあります。

健康面・栄養バランスを重視するなら

一方で、半額弁当は揚げ物中心で油分や塩分が多くなりがちで、野菜が少ない傾向があります。毎日続けるのは健康面で懸念も。

自炊であれば、野菜を増やしたり、塩分を控えたりと栄養コントロールがしやすい点がメリットです。安価な食材(もやし、豆腐、卵など)を活用することでコストを下げつつ健康も守れます。

どちらが得?タイプ別おすすめスタイル

  • コスパ重視×時間がない人:半額弁当+汁物やサラダだけ自炊
  • 健康志向×ゆとりがある人:食材をまとめ買いして自炊
  • とにかく安さ優先:米をふるさと納税や業務スーパーで調達し冷凍保存

例えば、業務スーパーで5kgのお米を1800円で買えば1合あたり約108円。これなら弁当よりも安くなります。

まとめ:自炊が必ずしも最安ではない時代

物価高騰の影響で、自炊が節約につながらないことも増えてきました。「時間」「健康」「お金」のバランスを見極め、自分に合ったスタイルを選ぶことが重要です。

半額弁当を上手に活用しつつ、自炊の良さも取り入れる「ハイブリッド型節約生活」が今の時代にはぴったりかもしれません。

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