通帳を紛失してしまった場合、たとえ1ヶ月以上前に気づかずにいたとしても、すぐに適切な対応を取ることで被害を防ぎ、再発行手続きも可能です。高校生の方でも安心して行動できるよう、この記事では通帳紛失時の対応ステップをわかりやすく解説します。
通帳紛失がわかったら最初にやるべきこと
まずは落ち着いて、再度自宅内やカバン、制服のポケットなどをしっかり確認してみましょう。それでも見つからない場合は、ただちに銀行に連絡を入れて通帳の利用停止措置を依頼します。これにより、第三者による悪用を防ぐことができます。
また、紛失した通帳がATM利用不可で、記帳のみの機能しかない場合でも、放置は禁物です。誰かに拾われて悪用されるリスクはゼロではありません。
警察への紛失届は「遅くても」出しておくのが正解
通帳の紛失から時間が経っていても、警察への紛失届は出しておくべきです。理由は以下の通りです。
- 紛失届の受理番号が、銀行での再発行時に必要となる場合がある
- 不正利用があった場合のトラブル回避に役立つ
- 拾得物として届けられていたときの照合に使える
警察署の窓口や電話で「通帳の紛失届を出したい」と伝えれば、対応してくれます。
銀行での再発行手続きの流れ
通帳の再発行は銀行窓口で行います。手続きに必要なものは以下の通りです。
- 本人確認書類(運転免許証、学生証、マイナンバーカードなど)
- 印鑑(口座開設時に登録したもの)
- 再発行手数料(銀行によって異なりますが、1,100円前後が一般的)
なお、高校生など未成年者の場合は、親権者の同伴や同意書が必要なこともあるため、事前に銀行へ電話確認をしておくと安心です。
給料をおろしたいけど通帳がない…そんなときは?
銀行口座に給料が入っているのに通帳がなくて引き出せない場合、多くの銀行では「キャッシュカード」や「ATM暗証番号」があればATMでの出金は可能です。
もしキャッシュカードも手元にない場合は、銀行窓口で本人確認のうえ、引き出すこともできます。その場合は、学生証や保険証などの身分証明書を持参してください。
不正利用の心配は?補償は受けられる?
通帳が紛失したあとに不正利用されてしまった場合でも、全銀協のガイドラインに基づき、一定の条件下では銀行側の補償制度が適用されます。ただし、放置や過失があった場合には補償対象外になることも。
したがって、「気づいたらすぐ対応する」ことが何より重要です。
まとめ:通帳の紛失は迅速な対応で被害ゼロに
通帳の紛失に気づいたときに時間が経っていたとしても、警察と銀行にきちんと連絡・相談をすれば問題なく対処できます。再発行手続きや引き出しの対応も可能なので、安心して行動しましょう。
また、今後に備えて通帳やキャッシュカードは決まった場所で保管するクセをつけておくこともおすすめです。
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