がんの診断を受けた際、大樹生命の「大樹セレクト」に加入していれば、入院や手術の給付金、そしてがん診断に基づく生前給付型の一時金などが受け取れることがあります。しかし、それぞれの給付金は種類や振込のタイミング、申請書類が異なるため、混乱してしまうこともあるでしょう。本記事では、給付金と生前給付一時金の違いや申請時の注意点について詳しく解説します。
給付金と生前給付一時金の違いとは?
がんと診断された場合、大樹生命の保険契約に応じて「入院・手術給付金」と「がん診断給付金(生前給付保障)」の2種類の給付が受けられるケースがあります。
入院・手術給付金は、医療行為に対して日数や回数に応じて支給されるもので、入院日数や手術内容を記載した診断書や明細書の提出で請求が可能です。一方、がん診断給付金(生前給付型)は、「がんと確定診断された日」に一時金として支払われるものです。契約内容に「がん特約」や「生前給付型特約」が含まれている必要があります。
給付金と一時金は別々に支払われるケースが多い
大樹生命では、それぞれの給付金に対し別々の審査・承認プロセスが設けられています。たとえば、入院給付金は診断書や領収書提出後に比較的早く支払われますが、一時金はがんの確定診断日や書類の確認後、別タイミングでの振込になることがあります。
そのため、「入院給付金は振り込まれたが、一時金がまだ」という状況は決して珍しいことではありません。保険会社側の確認作業に数日から1週間以上かかる場合もあります。
確認すべきポイントと対処方法
振込が一部しか確認できない場合、次の点を確認しましょう。
- 保険証券にがん診断給付金や生前給付保障の記載があるか
- 提出した請求書類の中に「がん診断一時金請求」が含まれているか
- 書類に不備がないか(診断書の確定日記載漏れなど)
- 大樹生命からの書類到達・受付完了メールやハガキの有無
不安な場合は、大樹生命のカスタマーサポートに契約番号を伝えて確認するのが確実です。
がん診断一時金の対象となる条件
がん診断一時金の支払い対象となるには、以下のような条件が契約時に定められていることが多いです。
- 「初めてのがんと診断された場合」
- 悪性新生物に該当する(上皮内新生物ではなく、浸潤性がんなど)
- 医師による確定診断がある
今回のように「浸潤性がん」であれば、契約内容次第で対象となる可能性が高いです。
請求後のスケジュールと注意点
保険金請求後の流れとしては、
- 請求書類提出
- 書類審査・医師記載内容の確認
- 保険金振込(通常は5〜10営業日)
一部給付のみが先に振り込まれた場合でも、残りは別途審査が終わり次第の振込になるため、焦らずに待つことも重要です。ただし、2週間を過ぎても音沙汰がない場合は一度問い合わせましょう。
まとめ:契約内容と請求手続きの確認を忘れずに
大樹生命の「大樹セレクト」などの医療保険では、がんに関する給付金が複数用意されていることが多く、それぞれの支払いにはタイムラグがあることも少なくありません。
まずは契約時の特約内容を再確認し、診断書にがん確定日が記載されているか、請求書類に一時金の申請が含まれているかをチェックしましょう。不明点は保険会社へ問い合わせることが、迅速な受け取りへの第一歩です。
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