クレジットカードを滞納し、完済後もCIC(信用情報機関)に「事故情報(異動情報)」が記録されると、通常5年間は新規クレジットカードの審査に通りにくくなります。しかし、その期間中でも発行可能なカードは存在します。
本記事では、CICに事故情報が残っている間のクレジットカード申込のポイントや、審査に通る可能性があるカードについて解説します。
CICに事故情報があるとどうなる?
クレジットカードを滞納すると、その情報がCICに記録されます。この情報は、金融機関の審査時に参照され、カード発行の可否に影響を与えます。
具体的な影響は以下の通りです。
- 一般的なクレジットカードの審査に落ちやすくなる
- 銀行系・信販系のカードは特に審査が厳しい
- 住宅ローンや自動車ローンの審査にも影響を与える可能性がある
ただし、CICの事故情報は完済後5年間で削除され、その後は通常通りクレジットカードの審査を受けられるようになります。
事故情報が残っている間でも申込可能なクレジットカード
事故情報が記録されている間でも、発行のチャンスがあるクレジットカードは以下のようなものです。
1. デポジット型クレジットカード
デポジット型クレジットカードは、事前に保証金を預けることでカードを利用できる仕組みです。審査が緩やかで、事故情報があっても発行される可能性が高いのが特徴です。
- ライフカード(デポジット型)
- SBS Premium Card
これらのカードは信用情報に問題があっても発行されるケースが多く、クレヒス(クレジットヒストリー)の回復にも役立ちます。
2. 審査が比較的緩いクレジットカード
一部のクレジットカードは、銀行系や信販系のカードと比べて審査が柔軟です。
- ACマスターカード(アコム発行のカードで、消費者金融系のため審査基準が異なる)
- 楽天カード(一定の条件下で発行されるケースあり)
- イオンカード(流通系カードで比較的審査が通りやすい)
特にACマスターカードは消費者金融系のカードであり、銀行系よりも審査のポイントが異なるため、申し込みの選択肢となります。
3. プリペイドカードや後払いカード
クレジットカードの代替手段として、プリペイド型や後払い型のカードも利用可能です。
- VISA LINE Payカード(プリペイド)
- バンドルカード(後払い機能付き)
- Kyash(リアルカード)
これらのカードは審査不要で発行できるため、クレジットカードが作れない期間の代替手段として便利です。
審査に通る可能性を上げる方法
事故情報がある場合でも、以下のポイントを意識することで審査通過の可能性が高まります。
1. 安定した収入を確保する
クレジットカードの審査では、安定した収入が重視されます。特に、フリーターや自営業の場合、収入証明があると審査に通りやすくなります。
2. 申込履歴を増やしすぎない
短期間に複数のクレジットカードを申し込むと「申し込みブラック」と見なされることがあります。1回の申し込みで審査に落ちた場合は、6か月程度間隔を空けるのが理想です。
3. スマホ料金や公共料金の支払いを滞納しない
クレジットカードの審査では、携帯電話料金や公共料金の支払い履歴もチェックされることがあります。滞納がないように注意しましょう。
まとめ:事故情報があっても申し込めるカードはある
クレジットカードを滞納した後でも、審査に通る可能性のあるカードは存在します。特に、デポジット型カードや消費者金融系カードは有力な選択肢となります。
また、CICの事故情報が5年で削除されるまでの間は、プリペイドカードや後払いカードを活用し、クレジットヒストリーを回復するのも有効な手段です。
今後のクレジットカード審査に備え、信用情報を意識した生活を心がけましょう。
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