マンション購入時に加入する火災保険・地震保険は、多くの場合、代理店を通じて契約されます。更新時期になると見知らぬ代理店から通知が届くことがありますが、「これは払って大丈夫なのか?」と不安になる方も少なくありません。この記事では、代理店と保険会社の関係、正当な通知かどうかを見極めるポイントを解説します。
地震保険の更新は誰から届くのか?
地震保険は、火災保険とセットで契約する仕組みが多いため、火災保険の契約を扱った保険代理店から更新案内が届くのが一般的です。
保険会社自体ではなく、代理店名義で書類が届くことも多いため、「覚えがない代理店名」であっても、実は正規の手続きを担っていることがあります。
代理店から届いた場合の確認ポイント
- 契約時の火災保険証券に記載された代理店名と照らし合わせる
- 届いた通知に契約者情報(名前・住所・契約番号など)が正しく記載されているか確認
- 保険会社の公式サイトで、その代理店が正規代理店として登録されているか検索する
これらを確認することで、詐欺などの心配を避けることができます。
代理店と保険会社の関係について知っておこう
保険会社は直接個人対応をしないケースが多く、販売や管理の窓口を地域の保険代理店に委託しています。つまり、通知や更新の手続きもその代理店を通して行われるのが通常の流れです。
特にマンション購入時には、不動産会社と提携している保険代理店が契約窓口となっていることが多いため、自分が契約時にどこ経由だったか確認しておくと安心です。
保険料の支払い先が不明な場合の対応
更新の通知に記載された振込先や支払方法に不安がある場合、支払いをする前に保険会社のカスタマーサポートに連絡し、
「○○という代理店からこのような通知が届いたが、自分の契約内容として正しいか」
と問い合わせるのが確実です。
間違っても、不明な振込先にそのまま支払いを行うのは避けましょう。
実際の事例:代理店名が違っても問題なかったケース
ある方は「契約当初は○○保険サービスだったが、今回は△△代理店から通知が来た」と疑問に思い調べたところ、実は業務委託で代理店名が変わっただけだったというケースがありました。
このように、契約上は問題なく引き継がれていても通知の名称が異なることがあるため、不明な点は早めに確認するのが賢明です。
まとめ:代理店からの通知でも焦らず確認を
地震保険の更新通知が「知らない代理店」から届いたとしても、それが詐欺とは限りません。保険会社と連携した正規代理店であることが多く、契約時の情報と照合すれば信頼性は確認できます。不安がある場合は、保険会社に直接連絡を取り、確実な情報をもとに支払いを行いましょう。
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