一人暮らしの生活費を抑えるうえで、水道料金は見逃せない固定費のひとつです。特に東京23区に住んでいる方で「入浴する頻度を増やしたいけれど、水道代が心配…」という声もよく聞かれます。この記事では、実際の料金体系をもとに、入浴や洗濯にかかるコストを具体的に解説し、生活に役立つ節約のヒントも紹介します。
東京23区の水道料金の仕組みをおさらい
東京都水道局の水道料金は「基本料金+従量料金」で構成されています。従量料金は使用した水量に応じて決まり、下水道料金もほぼ同様の仕組みで加算されます。
今回のケースでは、従量料金が水道:198円/㎥、下水道:330円/㎥とのことなので、合計で1㎥(1,000リットル)あたり約528円となります。これは全国的に見ても比較的安い水準です。
浴槽1杯の水道代はいくら?
一般的な家庭用の浴槽には、おおよそ180リットルから200リットルの水が必要です。ここでは200リットル(0.2㎥)で計算してみましょう。
- 0.2㎥ × 528円=約106円
つまり、お風呂1回あたりの水道代は約100円強。これは週に2〜3回の入浴でも月数百円の違いにとどまるため、安心して湯船に浸かることができます。
洗濯の水道代はどの程度?
全自動洗濯機1回あたりの水使用量は50L〜70L程度。仮に60Lであれば0.06㎥に相当します。
従量料金で換算すると。
- 0.06㎥ × 528円 ≒ 約32円
3日に1回洗濯をしても月10回程度なので、水道代としては月300円程度となり、家計への影響はわずかです。
実際の請求額から見る生活コスト
2ヶ月に1回の請求で4,500円とのことなので、1ヶ月あたりは約2,250円。これは首都圏の一人暮らしでは非常に標準的であり、むしろ節水意識が高い生活をされていると言えるでしょう。
この水道料金であれば、入浴回数を増やしても極端なコスト増は起こらないと考えて問題ありません。
快適さとコストのバランスを取る工夫
節約と快適さのバランスを保つために、以下のような工夫もおすすめです。
- 浴槽の水は節水モードで溜める
- お湯の再利用(洗濯に使うなど)
- シャワーはこまめに止める
また、ガス代や電気代も合わせてチェックすることで、トータルの水回りコストの最適化ができます。
まとめ:水道料金を気にしすぎず、生活の質を高めよう
東京23区の水道料金は全国と比べても良心的な水準です。浴槽に湯をためて入浴しても、1回あたり約100円程度で済みます。洗濯も含め、現在の生活スタイルであれば、多少入浴の頻度を上げたとしても請求額が1万円に到達するようなことはほぼありません。
安心して、快適でリラックスできる生活を楽しみましょう。
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