海外クルーズ旅行は非日常の魅力に満ちていますが、万一の病気やケガに備えた医療保険の準備は欠かせません。特に韓国・釜山などの近隣国でも、医療費や搬送費用が高額になることがあり、安心して旅を楽しむためには適切な補償額を見極めることが大切です。
海外クルーズで想定される医療リスクとは
船上や寄港地での転倒や体調不良など、旅行中の事故や病気は誰にでも起こり得ます。特に高齢者や持病を抱える方にとっては、緊急時の医療対応や搬送が生命線となります。
また、海上では一刻を争うケースもあり、最寄りの医療機関まで搬送されるまでの間に多額の費用がかかることも。
①ヘリコプター搬送費用の相場
クルーズ中のヘリ搬送は、日本国内でも50万〜150万円、海外ではそれ以上かかる場合もあります。釜山からの海上搬送でも最低で数十万円以上が見込まれ、夜間や天候によってはさらに費用が上がります。
例えば、日本人旅行者がアジア圏で搬送された事例では、100万円前後の費用が請求されたこともありました。
②海外の入院費用の目安
釜山などの都市部の私立病院では、1泊あたり1万〜3万円程度が一般的です。ただし、検査や処置、通訳、入院手続きなどが加算されると、5日入院で10万円〜20万円を超えることも。
特に外国人向けのVIP病棟や医療ツーリズム対応病院では、さらに高額になる傾向があります。
クレジットカード付帯保険でカバーしきれるか
多くのクレジットカードに付帯する海外旅行保険では、治療・救援費用の上限は300万円前後です。この補償は利用付帯であることが多く、旅行費用をそのカードで支払った場合にのみ有効となるケースも。
搬送+治療で100万円を超えることも珍しくないため、クルーズ旅行では追加の保険加入が推奨されます。
安心して旅行を楽しむための保険加入目安
治療・救援費用は500万〜1000万円が理想的。特にヘリ搬送や長期入院のリスクを考慮すれば、1,000万円のプランでも決して過剰ではありません。
例えば、エイチ・エス損保やジェイアイ傷害火災保険、楽天損保などのネット型保険では、短期旅行でも1,000万円補償で1,000円台から加入できるプランもあります。
まとめ:自分に合った補償で旅の安心を確保
クルーズ旅行では、地上と違って迅速な医療対応が難しくなる場面があります。クレカ付帯保険だけで満足せず、万一のリスクを具体的に想定して補償内容を検討することが重要です。
旅を思いっきり楽しむためにも、適切な保険を選んで、安心して出発しましょう。
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