楽天証券でつみたてNISAを始めるには楽天銀行の口座は必要？仕組みと注意点を徹底解説

つみたてNISAに関心がある方の中には、「楽天証券で始めたいけど楽天銀行の口座って必要？」と迷う方もいるかもしれません。この記事では、楽天証券でつみたてNISAを始める際の銀行口座の必要性や、楽天銀行と連携するメリット、設定方法のポイントなどを詳しく解説します。

楽天証券でつみたてNISAを始めるのに楽天銀行の口座は必須？

結論から言うと、楽天証券でつみたてNISAを始める場合、楽天銀行の口座は必須ではありません。他の金融機関の銀行口座からでも入金や積立の設定は可能です。

ただし、楽天銀行の口座を開設し、楽天証券と連携（マネーブリッジ）すると、利便性や金利面でのメリットが得られるため、実質的には開設しておくほうが有利です。

① 普通預金金利が5倍以上にアップ
マネーブリッジを設定すると、楽天銀行の普通預金金利が0.02%から0.10%に上がります（2024年7月現在）。これは一般的な銀行の金利（0.001%程度）と比べて非常に高く、お金を置いておくだけでも差が出ます。

② 自動スイープで資金移動の手間がゼロに
マネーブリッジを設定すると、証券口座への資金移動が自動で行われる「自動入出金（スイープ）」機能が利用できます。つみたてNISAの積立日に残高が不足しているかを心配する必要がありません。

楽天証券では、楽天キャッシュ（楽天の電子マネー）を使った積立も可能です。楽天カードからチャージ→楽天キャッシュから引き落としという形で積立ができ、楽天ポイント還元の対象にもなります。

この方法を選べば、銀行口座を使わずに積立もできますが、やはり楽天銀行の連携と組み合わせた方が管理もスムーズです。

楽天銀行の口座開設はWebから申し込めば、通常1〜2週間程度で完了します。楽天証券の申し込みと同時に行うこともでき、「楽天ID」を使えば本人確認などもスムーズに進みます。

注意点として、マネーブリッジの設定は口座開設後に楽天証券側から別途申し込む必要がある点です。「設定していたと思っていたら連携できていなかった」というケースもあるため、手続き完了メールなどを確認しておきましょう。

楽天銀行以外の銀行からでもつみたてNISAの入金や積立設定は可能です。しかし、入金にかかる日数や、手動での資金移動の手間、マネーブリッジの金利優遇や自動スイープといった機能は利用できません。

楽天証券をフル活用したい方にとっては、楽天銀行との連携は実質的な必須機能といえるでしょう。

楽天証券でつみたてNISAを始める際、楽天銀行の口座は絶対に必要というわけではありません。ただし、楽天銀行を使うことで金利アップ・自動スイープ・入出金のスムーズさといった多くのメリットがあり、初心者にとっても使いやすくなります。

楽天証券と楽天銀行を連携させて、つみたてNISAをもっとスマートに運用してみましょう。