オンラインショップで予約商品を購入した際、「決済は発送時」と書かれているにもかかわらず、クレジットカードの利用可能枠がすぐに減ってしまうことがあります。この記事では、こうした事象がなぜ起こるのか、キャンセル時にどう対応すればよいのかについて詳しく解説します。
クレジットカードの“仮押さえ”とは?
多くのECサイトでは、予約商品であっても注文確定時点でクレジットカード会社に対して与信枠の確保を依頼します。これは実際の請求処理(本決済)ではなく、あくまで「この金額分を確保しておいてほしい」という仮押さえ処理です。
この段階ではカード利用明細に「未確定」や「保留中」などと記載されることがあり、残高には反映されるものの、引き落としは行われません。
予約をキャンセルしたら利用枠は戻る?
仮押さえ状態の取引をキャンセルすると、通常は数日〜1週間程度でカードの利用可能枠が自動的に回復します。
ただし、カード会社やショップ側の処理状況により、タイミングが異なる場合があります。まれに2週間以上かかるケースもあり、心配な場合はカード会社へ直接確認するのがおすすめです。
よくあるケースと注意点
- 楽天市場やAmazonなどの大手ECでは、決済保留でも利用枠がすぐ反映される
- キャンセル処理後に「売上取消」がショップ側から届かないと枠が戻らない
- 一部のカードでは「保留→期限切れ」で自動キャンセル扱いになることもある
例えば、100,000円の商品を予約して、キャンセルしたのにしばらく枠が戻らないケースでは、「売上取消」がショップから送られていない可能性があります。
利用枠が戻らないときの対処法
以下の対応を順に試してみてください。
- ショップ側に「売上取消の手続きが完了しているか」を確認
- カード会社のサポート窓口に「キャンセル済み予約の利用枠が戻らない旨」を伝える
- 保留期間が過ぎると自動的に戻る仕組みかどうか確認(一般的に最大30日)
なお、ショップの規約によってはキャンセル不可の条件もあるため、予約商品の性質(受注生産など)も確認が必要です。
まとめ
予約注文では、発送前であってもクレジットカードの利用枠が仮押さえされることがあります。キャンセルすれば通常は数日~1週間程度で枠が回復しますが、処理の遅れや売上取消手続きの未実行で時間がかかることもあります。
確実に枠を回復させたい場合は、ショップとカード会社の両方に確認するのが安心です。カード利用の仕組みを理解して、計画的に予約注文を行いましょう。
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