整骨院から整形外科に切り替えて通院する場合、健康保険の適用に関する疑問が生じることがあります。特に、同じ部位の症状に対して異なる医療機関にかかる場合、健康保険がどう適用されるかが気になるポイントです。この疑問を解消するために、整骨院と整形外科の健康保険適用の仕組みについて解説します。
整骨院と整形外科の健康保険適用の違い
整骨院では健康保険が適用される場合がありますが、その条件は限られています。整骨院の治療は、基本的には「マッサージ」や「鍼灸」、「柔道整復」の場合に健康保険が適用されます。しかし、治療内容によっては適用外となることもあります。
一方、整形外科では、医師による診察や診断が行われ、レントゲンやMRIなどの検査も行われることが多いため、健康保険が適用されるのが一般的です。整形外科での治療は、より広範な範囲にわたる場合が多いです。
同じ部位の治療が異なる医療機関で行われた場合
同じ部位(例: 腰痛)の治療を、整骨院と整形外科で行う場合、基本的には整形外科の診察が優先されることが多いです。整形外科では医師が診断し、必要に応じて画像診断や詳細な検査が行われます。したがって、整骨院で治療した内容がある場合でも、健康保険の適用は問題なく行われます。
ただし、整骨院での治療が健康保険適用であったとしても、整形外科の診察と重複していた場合、その影響で保険の適用範囲に制限が出ることもあるため、事前に保険証を確認することをお勧めします。
健康保険の適用範囲についての不安
質問者の方が心配されている「整骨院で支払った3割が後々全額実費で請求されるのではないか」という点ですが、基本的には健康保険が適用される診療を受けた場合、その費用が全額実費で請求されることはありません。適用される範囲内であれば、通常通り3割負担のままで治療が継続されます。
もし不安な場合は、整形外科の受付で「過去に整骨院で治療を受けていた部位がある」と伝えておくと、事前に確認をとってもらえます。これにより、後々のトラブルを防ぐことができます。
まとめ
整骨院から整形外科に通院を変更する場合、同じ部位でも問題なく健康保険が適用されることがほとんどです。しかし、治療の内容や医療機関によっては適用の範囲が異なる場合がありますので、事前に医師や受付に確認しておくと安心です。また、治療を受けた内容に不安がある場合には、健康保険組合や担当医に相談することをお勧めします。
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