失業手当を受けるためには、退職前の6カ月間の賃金総額を基に基本手当日額が計算されます。今回は、退職後に給料が0円の月がある場合、その月が失業手当の計算にどのように影響するのかについて解説します。
失業手当の計算基準
失業手当の基本手当日額は、退職前の6カ月間に得た賃金を基に計算されます。この賃金総額を6カ月間で割った金額が基本手当日額となり、その金額を基に支給される手当が決まります。
賃金が0円の月が含まれる場合、その月は手当の計算にどのように影響するのかという点が気になる方も多いでしょう。
賃金が0円の月が手当計算に与える影響
質問者様のように、7月に給与が0円の場合でも、その月を含めた6カ月間の賃金総額は失業手当の計算に含まれます。したがって、1カ月分の給与が0円だったとしても、1月から6月の賃金(例えば20万円)を基に計算されるため、0円月を差し引いて計算されるわけではありません。
基本的に、6カ月間の給与総額を平均して計算し、その金額が基本手当日額の算出に使われます。ですので、7月の0円は単に「その月だけ支払われなかった」という扱いになります。
失業手当の算出例
例えば、質問者様のケースでは、2月から6月まで毎月20万円の給与が支給されたとします。これを合計すると、100万円となります。これに7月の0円が加わり、6カ月の合計額が100万円です。したがって、失業手当日額は、この100万円を基に計算されます。
仮にこの100万円を6で割ると、月あたりの平均賃金が16万6千円となり、これを基に基本手当日額が決まります。
まとめ
賃金が0円だった月でも、その月を含めた6カ月間の賃金が失業手当の計算に影響します。給料が0円の月があった場合でも、その月を除外して計算されることはないので、安心してください。重要なのは、6カ月間の賃金総額をしっかりと把握しておくことです。
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