2人暮らしでの家計管理は、片方に障害がある場合や収入が限られる状況では特に難しいものです。家計簿をつけても効果が見えにくいと感じている方のために、本記事では実践的な節約術と、借金から脱却するためのステップを詳しく解説します。
まずは現状の支出の見直しから始めよう
家計簿をつけているだけでは改善にはつながりません。重要なのは「何にいくら使っているか」を定期的に振り返ることです。今回の例では、以下のような支出が見られます。
- 食費:約88,000円
- 日用品:約12,000円
- 医療費:約4,600円
- 娯楽費:約19,000円
合計で月123,000円以上の支出がありますが、特に食費の比率が高すぎる点に注目です。
食費を月3万円以上削減する方法
食費は生活の質に直結しますが、工夫次第で節約可能です。以下の3つのステップを意識しましょう。
- 外食をやめて「自炊中心」に:週2回の外食を1回に減らすだけで、月1〜2万円の削減につながります。
- 1週間分の食材をまとめ買い:特売日や業務スーパーを活用し、1食200円以内のメニューを意識。
- 「安くておいしい」固定メニューを作る:例:カレー、チャーハン、パスタ、鍋料理など。
例えば週末に1週間分の作り置きをして冷凍保存する習慣を持つだけでも、時間とお金の両方を節約できます。
娯楽費や日用品も「不要な出費」を洗い出す
娯楽費や日用品費は意識しにくい無駄遣いが潜んでいます。以下のような見直しポイントがあります。
- サブスク(動画、音楽など)をすべて見直す
- 100円ショップを活用し、買い置きを控える
- 無料イベント・クーポンを活用する
娯楽に関しては、図書館で本を借りる、無料の地域イベントに参加するなど、「お金を使わずに楽しむ工夫」がカギです。
借金80万円をどう返済するかの現実的な戦略
借金がある場合、月々の返済額と利息を正確に把握し、返済優先順位をつけましょう。主な対応方法は以下の通りです。
- 支出を3万円削減し、その分を返済に回す
- 利息が高い順に返済(雪だるま式返済法)
- 複数の借入がある場合はおまとめローンも検討
月3万円を返済に回せれば、3年で完済も視野に入ります。
知的障害のあるパートナーとの家計管理のコツ
パートナーに金銭感覚がない場合でも、巻き込んで一緒に家計管理をすることは可能です。おすすめの方法は以下です。
- 予算分け封筒を使って現金で管理する
- 1週間ごとに使える金額を「見える化」する
- 家計の目標(旅行、欲しい物)を一緒に決める
小さな成功体験(お弁当で1000円節約できたなど)を共有することで、協力意識が高まります。
支出の記録だけではなく、行動を変える
「家計簿をつけているのに変わらない」というのは、記録で終わってしまっているからです。大事なのは「毎週の振り返り」と「翌週の行動計画」です。
たとえば「来週は冷蔵庫にある食材だけで5日間過ごす」といった目標を持つことで、改善サイクルが生まれます。
まとめ:家計改善は1つずつ、小さな成功を重ねよう
2人暮らしでの節約は簡単ではありませんが、「外食を減らす」「使う前に立ち止まる」「返済を優先する」などの具体的な行動を積み重ねることで、着実に改善は可能です。借金がある状況でも諦めず、少しずつ自分たちらしい節約スタイルを築いていきましょう。
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