バイト代を一度全部使い切るのはアリ？高校生がお金と向き合うための大切な経験

高校生になって初めて自分の力で得たお給料。貯金も大事だけど、「一度くらい全部使い切ってみたい！」と思うのは自然な感情です。この記事では、バイト代を使い切るという選択が持つ意味やメリット・注意点を、実体験や金銭教育の視点から解説します。

バイト代を使い切ることは悪いこと？

結論から言えば、一度くらい使い切るのはアリです。自分が頑張って得たお金を、自分のために思いきり使ってみることで、お金のありがたみや使い方の価値観が深まります。

たとえば「好きな服を買った」「友達とご飯に行った」「推し活に全力投資した」など、満足感の高いお金の使い方をすると、次からの貯金意欲にもつながります。

ある高校1年生の例では、初めてのバイト代を丸ごと「ゲーム機とゲームソフト」「ライブ遠征」「親へのプレゼント」で使ったそうです。結果、「次からは半分残しておこう」と思ったとのこと。

他にも、「全部コンビニで使ってしまって後悔した…」という声もあり、お金を使い切ることは学びの機会になるのです。

使い切るにしても、「何に使うか」を考えることがとても重要です。たとえば。

こうした目的があると、使い切った後も後悔せず、「良い経験だった」と感じられるでしょう。

一方で、将来のための貯金も大切です。全部使い切った経験があるからこそ、「次は残してみよう」という気持ちが生まれやすくなります。

たとえば「1回目は全部使ってOK、2回目からは1割でも貯金する」といったルールを自分で作ると無理なく続けられます。

社会に出たときに「お金をどう使うか」という感覚はとても大切です。高校生のうちから、お金の使い方や価値を体験として理解することは、将来の金銭管理の基礎になります。

使い切る＝無駄遣いというわけではなく、目的があって満足感があるなら、それは大切な投資と言えるでしょう。

高校生が「一度バイト代を全部使ってみたい」と思うのは自然なこと。大切なのは、それを通して「お金と向き合う力」を育てることです。

使って学ぶ、残して学ぶ。そのバランスを体験していくことこそが、将来の自分を支える金銭感覚をつくっていくのです。