ゆうちょ銀行の定期預金に預け入れた後、満期が来ても自動的に解約されないと知って驚いた方もいるかもしれません。実際には、満期後にどう処理されるのか、自動解約の設定ができるのか、そして解約手続きには何が必要か、詳しく見ていきましょう。
ゆうちょ銀行の定期預金は自動解約されない?
ゆうちょ銀行の定期預金(定額貯金・定期貯金)は、基本的には満期到来後に自動継続(元利継続または元金継続)となる設定がデフォルトです。つまり、特に手続きをしていなければ、自動で再度定期預金として組み直されます。
ただし、申込時に「自動解約型(単利型)」を選択していれば、満期と同時に元金と利息をまとめて普通預金口座へ入金してもらえる仕組みもあります。この設定は契約時に選ぶ必要があり、途中変更は原則不可です。
自動解約設定をしていない場合はどうなる?
自動解約型でない定期預金は、満期後も再び同じ期間で自動継続されます。利率は継続時点の金利が適用されます。
例:1年定期で申し込んだ場合、満期後に再び1年定期として自動継続されます。そのため、資金を引き出すには満期直後に自ら「解約手続き」を行う必要があります。
定期預金の解約に必要なもの
窓口で定期預金を解約する場合、次のものが必要です。
- 通帳または定期証書
- 届出印(印鑑)
- 本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)
代理人が行う場合は、委任状と代理人の本人確認書類も必要になります。
ゆうちょダイレクトでの定期預金解約は可能?
ゆうちょダイレクト(オンラインバンキング)を利用していれば、一部の商品(満期を迎えた定期や定額貯金など)は、ネット上で解約が可能です。ただし、郵便局の窓口で契約した定期はオンラインでの解約に対応していないケースもあります。
事前にネットバンキングの利用登録をしておくと、外出の手間なく手続きができるので便利です。
自動解約型を希望するならどうする?
次回から自動解約を希望する場合は、満期後の新たな定期預金契約時に「単利型(自動解約型)」を選択してください。申し込み時の契約種別がすべてを決めるため、契約時にしっかりと確認しましょう。
金融機関によっては「元金自動解約型」「元利自動継続型」など、表記がややこしい場合もあるため、窓口で明確に「自動解約希望です」と伝えるのが確実です。
まとめ:手続きは最初の設定とタイミングがカギ
ゆうちょ銀行の定期預金は、自動解約の設定がなければ満期後も自動継続されます。自動解約を望む場合は、契約時に「単利型」を選ぶことが大切です。
すでに契約している定期預金を解約するには、基本的に窓口での手続きが必要で、通帳・印鑑・本人確認書類を持参しましょう。オンラインサービス「ゆうちょダイレクト」も上手に活用して、スムーズな資金管理を行いましょう。
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