ICOCAカードなどのIC乗車券を改札機にタッチする際、「表向き」「裏向き」どちらでかざすべきか迷ったことはありませんか?この記事では、ICOCAをはじめとするICカードの読み取り仕組みや、カードの向きによる影響について詳しく解説します。
ICカードは非接触型で向きは関係ない
ICOCAカードには、Felica(フェリカ)という非接触IC技術が採用されています。この仕組みは、数cmの距離から通信できるため、カードを改札にかざす際に上下や表裏の向きは関係なく、正しく読み取ることが可能です。
つまり、ICカードはICチップが内蔵されていれば、表でも裏でもタッチに反応します。財布に入れたままのタッチも可能な場合がありますが、厚手のケースや他のICとの干渉には注意が必要です。
改札の読み取り部は強力に設計されている
JR西日本などの自動改札機は、Felica通信を想定して設計されており、0.5~2cm程度の距離であれば問題なく読み取りが行われます。
例として、ICOCAを名刺入れやパスケースの中に入れたままタッチして通過している利用者も多く、読み取りエラーが起こるのはカードが複数重なっている、異常に厚いケースに入っている、といったケースです。
実際にトラブルになりやすい場面とは
表裏は関係ありませんが、読み取りがうまくいかない原因として以下が挙げられます。
- 複数のICカードを重ねて入れている
- 改札機にしっかりタッチしていない
- 財布の中でICチップの位置が不安定
特にSuicaやICOCA、PiTaPaなど複数の交通系ICを同じケースに入れておくと、干渉してエラーになることがあります。
カードケースやスマホケース利用時の注意点
スマホケースや手帳型ケースにICカードを入れる場合、以下のような工夫が有効です。
- ICカード読み取り対応の専用スリーブを使う
- ICカードと金属・磁気カードを離して収納する
- 一つのケースにICカードは1枚だけにする
スマートフォンとICカードの干渉も起こりやすいため、ICカードをケースから出してタッチする方が安全です。
表裏の区別はデザイン的なもの
ICカードの「表面」にはロゴや券番が印字されているため、多くの人はそちらを表と認識しています。しかし、通信上の読み取りは裏表いずれでも変わりません。カードの内部にICチップとアンテナが内蔵されており、均等に読み取りが可能です。
つまり、表向きでも裏向きでも、しっかりタッチすればエラーは基本的に起こりません。
まとめ:ICOCAは表裏どちらでも大丈夫!でも重ね持ちやケースには注意
ICOCAなどのICカードは、非接触通信を採用しているため、改札でタッチする際に表裏を気にする必要はありません。ただし、カードの重ね持ちや厚みのあるケース、スマホとの干渉には注意が必要です。
快適な通勤・通学ライフのためにも、ICカードの正しい使い方をぜひ押さえておきましょう。
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