クレジットカードの更新時期が近づいても新しいカードが届かない…そんな経験はありませんか?特に、年会費無料のカードを公共料金の引き落としだけに利用していると、カード会社の判断によっては更新が行われないケースもあります。本記事では、カード更新が行われない可能性とその理由、対応策について解説します。
更新カードが届かない主な理由とは?
クレジットカードは、利用実績や取引状況に応じてカード会社が「更新すべきかどうか」を判断します。たとえ年会費無料であっても、利用が極端に少ない場合や、決済が公共料金など少額かつ継続的な支払いだけの場合には、カード会社が更新を見送ることがあります。
特に銀行が発行するキャッシュカード一体型のクレジットカードでは、口座利用状況も加味される場合があります。
公共料金のみの利用は「非優遇顧客」と判断される?
クレジットカード会社は、利用額に応じて利益を上げています。そのため、公共料金やサブスクリプションのような月数千円程度の利用だけでは、カード会社にとって収益性が低いと判断されることがあり、更新を見送る理由になり得ます。
例えば、毎月1,000円程度のガス料金しか引き落とされていないカードの場合、過去の更新では更新カードが届いたとしても、今回からは「更新対象外」とされるケースも珍しくありません。
更新されなかった場合の対処法
- まずはカード会社のコールセンターへ連絡して「更新カード発送の有無」を確認しましょう。
- 発送予定がないと言われた場合、現在のカードが失効するとガス料金が支払えなくなります。代替の支払い方法(口座振替や別のカード)への切替が必要です。
- カード更新を希望する場合は、「利用意志があること」を伝えて交渉する余地もあります。
なお、失効前に確認しておけば、スムーズな手続き変更が可能です。
更新の可能性を高めるためのコツ
- カードを他の決済(ネットショッピングやコンビニ利用)に使って、月1回でも決済履歴を残す。
- 複数の公共料金(電気・ガス・水道など)をまとめて支払う。
- 年に1~2回でもボーナス払いなどでまとまった額を利用しておく。
定期的な利用が「更新の目安」となるため、少し意識するだけでも更新対象となる確率が高まります。
実際に更新されなかった体験談
福岡在住のAさんは、西部ガスの支払いのみで10年間使っていた銀行系カードが更新されず、問い合わせたところ「更新対象外と判断した」と案内されました。別のカードを用意して支払い変更を行う必要があり、手間がかかったとのことです。
まとめ:更新されないリスクを避けるには日常的な少額利用を
年会費無料でも更新が保証されているわけではありません。特に公共料金だけの利用では、カード会社に「休眠カード」と判断される可能性があります。
更新を確実にしたい場合は、日常的に少額でもいいのでカードを利用することが重要です。そして、有効期限が近づいたら早めに問い合わせて対応を確認しておくのが賢明です。
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