近年、推し活は中高生の間でも当たり前の文化になっています。ライブやグッズ、コラボカフェなど「推し」に費やすお金も無視できません。そこで気になるのが、どのようにお金をやりくりしているのか、そして貯金はできているのかという点です。今回は中高生の推し活に関するお金事情について、実際のデータや事例を交えてご紹介します。
中高生が使えるお金の平均は?
総務省の調査などによれば、中学生の月のお小遣いは平均約2,000円〜3,000円、高校生になるとアルバイトなども含めて平均5,000円〜10,000円程度に増える傾向があります。
たとえば、ある高校2年生のAさんは「週1のコンビニバイトで月約15,000円、お小遣い3,000円」として、推し活用に約8,000円、残りを食費や交際費、そして少しずつ貯金しているとのことです。
推し活にかかる主な出費とは?
推し活にはさまざまな費用がかかります。主な項目は以下の通りです。
- CDやDVDなどの音源・映像作品の購入
- ライブ・イベントのチケット代
- グッズやアクスタなどの物販
- 交通費(ライブ遠征や店舗巡り)
- カフェやコラボフードなど
特にライブのチケットは5,000円〜10,000円を超えることも多く、月々の支出に大きな影響を与えます。
実際の貯金額はどのくらい?
貯金額は人によって大きく異なりますが、多くの中高生は毎月1,000円〜5,000円程度を貯金しているケースが多いようです。
例として、推し活費をグッズ用とライブ用に分け、「ライブに行く月は推し活費を最小限にして貯金を崩さない」というルールを設けている高校3年生のBさんは、現在までに約60,000円の貯金があるそうです。
節約しながら楽しむためのコツ
推し活を無理なく続けるためには、上手なやりくりが大切です。以下のような工夫をしている人が多くいます。
- お年玉や臨時収入の一部を貯金に回す
- フリマアプリで不要なグッズを売る
- コンビニではなくスーパーで飲み物を買う
- 使った金額をノートに記録して把握する
こうした小さな工夫の積み重ねが、推し活の長期的な継続に役立ちます。
推し活とお金、親との相談も大切
中高生はまだ経済的に完全な自立ができない世代です。推し活について親と相談しながら、無理のない範囲で楽しむことがとても重要です。
親にきちんと目的を説明し、お小遣いの範囲や貯金とのバランスを見ながら推し活をすることで、信頼関係を保ちながら楽しい時間を過ごすことができます。
まとめ:推し活もお金も計画的に
・中学生は2,000円前後、高校生は5,000円以上のお小遣いが目安
・推し活のために月1,000円〜3,000円の貯金をする人が多い
・ライブやグッズ費用は大きいため、日頃の節約や工夫が大切
・親と相談しながら、バランスの取れた推し活を楽しもう
推し活は青春の一部。無理なく、でも全力で楽しめるよう、お金の使い方も一緒に学んでいきましょう。
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