高金利の普通預金や使いやすいスマホアプリで注目を集める「あおぞらネット銀行」。貯蓄専用口座として利用したいという人も多いですが、口座開設時に求められる「デビット暗証番号」や「キャッシュカード暗証番号」の違いについて疑問を持つ方もいるかもしれません。本記事では、あおぞらネット銀行を貯蓄目的で利用する場合に必要な設定や、他におすすめの貯蓄向け銀行についても紹介します。
デビット暗証番号とキャッシュカード暗証番号の違いとは
あおぞらネット銀行では、口座開設時に「デビット暗証番号」は必須、「キャッシュカード暗証番号」は任意の入力となっています。これはそれぞれ利用目的が異なるためです。
- デビット暗証番号:あおぞらキャッシュ+デビットカード(JCB)を使って支払いを行うときに必要な暗証番号です。カードが発行されると必ず必要になります。
- キャッシュカード暗証番号:ATMで現金の引き出しなどを行うために必要です。ATMを使わない・カードを使わないなら省略可です。
つまり、貯蓄目的で「アプリやインターネットバンキングでの利用しかしない」場合、キャッシュカード暗証番号は未設定でも問題ありません。ただし、将来的にATM利用の可能性があるなら設定しておくと安心です。
貯蓄目的でのあおぞらネット銀行のメリット
あおぞらネット銀行が貯蓄向けとして人気の理由は、次の通りです。
- 業界最高水準の普通預金金利:年0.20%(BANK支店・2024年現在)と非常に高く、普通預金でも資産が増えやすい。
- 口座維持手数料・ATM利用料が無料条件あり:提携ATMや条件クリアで無料になる仕組みが充実。
- キャッシュカード+デビット一体型で利便性も高い。
また、アプリ上で「目的別口座(貯蓄目的のサブ口座)」を作ることも可能で、用途に応じてお金を管理しやすくなっています。
貯蓄に適した他のネット銀行との比較
あおぞらネット銀行以外にも、金利や機能面で貯蓄に優れたネット銀行はいくつかあります。比較表で整理すると次のようになります。
銀行名 | 普通預金金利(2024年時点) | 特徴 |
---|---|---|
あおぞらネット銀行(BANK支店) | 年0.20% | 金利トップクラス、アプリが使いやすい |
楽天銀行+楽天証券(マネーブリッジ) | 年0.10% | 楽天経済圏との相性◎ |
auじぶん銀行(ステージ制) | 最大年0.20% | auユーザー向け、ステージ到達で金利UP |
PayPay銀行 | 年0.001% | 金利は低いがPayPayチャージに最適 |
貯蓄重視なら「あおぞらネット銀行」が圧倒的有利ですが、楽天ユーザーであれば楽天銀行の連携も検討する価値があります。
安全性の面からも暗証番号は設定しておこう
たとえデビットやATMを使わないとしても、万が一キャッシュカードが盗難・紛失した際のリスク対策として暗証番号を設定しておくのがおすすめです。
特にキャッシュカード暗証番号は、ATMの利用可否だけでなく、一部設定の変更にも使われることがあるため、「念のため」でも4桁の番号を登録しておくと安心です。
暗証番号は以下のような点を避けて設定しましょう。
- 生年月日や電話番号など推測されやすい番号
- 1111、1234などの単純な連番
- 他サービスと共通の番号
まとめ:貯蓄専用なら必要最低限の設定でもOK
あおぞらネット銀行で貯蓄を目的とする場合、デビット暗証番号は必須、キャッシュカード暗証番号は任意ですが、安全のため両方設定しておくのがベストです。
高金利かつ手数料無料の条件が整っているため、貯蓄用のメイン口座として非常に優秀。状況に応じて楽天銀行やauじぶん銀行との併用も検討し、自分のスタイルに最適な口座を選びましょう。
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