SBIネット銀行で複数の名義・用途で口座開設するには?事業用や家族名義の活用方法も解説

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SBIネット銀行は法人・個人事業主を問わず、多用途で活用される便利なネットバンクです。団体経理での利用をきっかけに、自営業や店舗用にも新たに口座を作りたいと考える方も多いでしょう。本記事では、同一人物で複数のSBI口座を開設できるのか、店名や家族名義での運用は可能なのかといったポイントを詳しく解説します。

個人でSBIネット銀行の口座を複数作ることは可能?

結論から言うと、SBIネット銀行では原則として1人1口座までとされています。つまり、同一名義で複数の個人口座を持つことはできません。

ただし、以下のようなパターンであれば追加口座の開設が可能です。

  • 法人名義での口座
  • 個人事業主として屋号付き口座
  • 任意団体名義での口座(一定の書類が必要)

したがって、同じ人が「異なる用途・名義」であれば複数の口座を持つことは制度上可能です。

店舗用や事業用には「屋号付き口座」が便利

もしあなたが個人でお店を経営している場合、SBIビジネスアカウント(個人事業主向け)を利用するのが最も現実的な選択肢です。

開設には以下の書類が必要です。

  • 本人確認書類(運転免許証など)
  • 屋号の記載がある請求書・見積書・営業許可証など
  • 確定申告書(開業届の控え)など

屋号口座では、振込名義に「屋号+氏名」が表示されるため、店名での認知度を高める上でも便利です。

家族名義(例:妻の名義)での口座開設は?

家族であっても別人であれば、SBIネット銀行の口座を開設すること自体は問題ありません。しかし、実際に使う人と名義人が異なる場合は注意が必要です。

たとえば、店舗の事業資金管理を妻の名義で行った場合、税務上の責任や事業の収支報告に支障が出ることがあります。あくまで実態と名義が一致していないと、経理や確定申告でトラブルの原因となりかねません。

法人名義や団体名義での口座も開設可能

あなたが法人登記した会社を運営している場合、法人用のビジネス口座も開設可能です。SBIネット銀行では、法人登記簿謄本や会社印などを提出すれば、比較的スムーズに法人名義の口座開設が可能です。

また、自治会や任意団体でも「団体規約」「代表者の選任書」「活動実績」などが整っていれば、団体名義口座を作成できることがあります。

口座開設時の注意点と落とし穴

以下のような点には特に注意してください。

  • 目的が曖昧なまま複数口座を申し込むと審査で落ちやすくなる
  • 別名義でも「実質的な使用者が同じ」と判断されると開設できないことがある
  • 金融機関によっては個人事業用口座と認めてもらえない業種がある

開設理由や用途を明確にして申請書類を整えることで、審査通過率を高めることができます。

まとめ

SBIネット銀行では、同一人物でも用途や名義を変えることで複数の口座を開設することが可能です。個人であれば「屋号付き口座」、法人であれば「法人名義口座」、団体なら「団体名義口座」、家族名義も形式的には可能ですが、実務上はリスクが伴うため推奨はできません。

目的に合った適切な名義と形式で口座を作成することで、経理の透明性や資金管理の効率が格段に向上します。

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