旧所有車からの営業連絡が続く理由とは？ホンダ車からの電話が今も来るワケ

車を買い替えた後でも、前に所有していたディーラーや保険会社から電話がかかってくることは珍しくありません。ダイハツ車に乗り換えて5年以上経過しているのに、なぜホンダ車関連の連絡が続くのでしょうか？その理由と対処法を詳しく解説します。

なぜ前の車に関する営業電話が来るのか？

一番の理由は、個人情報が以前の販売店・ディーラー・保険会社に残っているためです。特に、車検・保険・点検の時期に合わせて自動的に営業電話がかかるようになっているケースがあります。

例えば、ホンダディーラーで車を購入した際に提供した情報がCRM（顧客管理システム）に登録されており、更新されないまま定期的に営業担当者が連絡をしているという仕組みです。

基本的には、所有権が変更された場合や保険の契約が切れた場合、ディーラーとの直接的な契約関係は終了しています。しかし、情報の削除依頼をしない限りは「過去の顧客」として案内が続く可能性があります。

特に、車検や点検などの時期に再びアプローチすることで、次回の買い替え時の候補として再びホンダを選んでもらう狙いがあります。

多くの自動車ディーラーや保険会社では、法律に基づきある程度の期間は顧客情報を保持することが認められています。[参照：個人情報保護委員会]

ただし、営業目的の連絡については、本人の同意が原則必要となるため、希望しない場合は「営業電話をやめてほしい」と明確に意思表示することで停止できます。

このような連絡は電話1本で対応してもらえる場合が多いですが、不安な場合はメールや文書で依頼すると記録が残り安心です。

ケース1：「トヨタ車を手放して4年経つのに、毎年点検の案内ハガキが来る。電話で削除依頼をしても改善されず、メールで正式に依頼したら停止された」

ケース2：「自動車保険の更新時期になると、以前の代理店から電話が来る。乗り換えた旨を伝えたら、その後の連絡はなくなった」

以前乗っていた車に関する連絡が継続している場合は、情報の削除依頼や連絡停止の依頼を行うことで対処可能です。ディーラーや保険会社側では、顧客からの明確な申し出がない限り情報を保管し続けることがあるため、必要であればアクションを起こすことをおすすめします。

また、次回の買い替えや保険契約時には、連絡の可否について書類や契約書にて確認・管理する意識を持ちましょう。