振込を間違えたときの組み戻し手続きとは?金融機関の窓口に行かないとダメなのか詳しく解説

貯金

うっかり間違った口座に振込をしてしまったとき、「組み戻し」という手続きを通じてお金を取り戻すことが可能です。しかし、実際の流れや手続きの場所、どこまで行かなければいけないのかといった点は意外と知られていません。この記事では、組み戻しに関する基本情報から、場所や対応方法までわかりやすくまとめました。

そもそも「組み戻し」とは?

組み戻しとは、振込先の口座番号や名義を間違えて送金してしまった場合に、銀行に依頼してその振込を取り消すための手続きです。ただし、相手の同意が必要なケースも多いため、必ずしも返金が保証されるものではありません。

基本的には、まだ振込が相手に着金していない段階ならスムーズに処理されますが、すでに入金済みの場合は相手の了承が必要となります。

組み戻しの手続きはどこで行うのか?

ほとんどの銀行では、組み戻し手続きは口座を開設している支店または近くの店舗窓口で行う必要があります。ただし、昨今は利便性が上がり、電話やオンラインでの手続きの一部が可能なケースも出てきています。

たとえば、ゆうちょ銀行では電話で受付後、窓口で正式な書面を提出する流れをとっており、大手メガバンク(例:みずほ銀行、三井住友銀行)では電話対応後に最寄り店舗での手続きが可能な場合もあります。

東京の支店で振込んだ場合、東京まで行かないとダメ?

振込元が東京支店だったとしても、全国どの支店でも「口座番号が確認できる本人確認書類」を持参すれば、組み戻しの手続きは原則可能です。

つまり、東京まで物理的に行く必要はなく、地方在住の方も最寄りの支店で対応してもらえるケースがほとんどです。念のため、手続き前に自分の取引銀行に電話で確認しておくのがおすすめです。

組み戻しの手順と必要なもの

組み戻しを行う際には、以下のような流れと書類が必要になります。

  • 振込をした銀行口座の情報(通帳やキャッシュカード)
  • 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
  • 振込日時・金額・振込先情報(控えまたは明細)

手続きには手数料(660円〜880円程度)がかかる場合があります。また、結果が出るまでに数日〜数週間かかることもあるため、早めに対応することが大切です。

オンラインバンキングでも組み戻しはできる?

一部のネット銀行(楽天銀行、住信SBIネット銀行など)では、組み戻しの受付をオンラインフォームやチャットで受け付けている場合があります。ただし、最終的な処理は郵送や別手続きが必要になることもあるため、各銀行の公式サイトで確認するのが確実です。

ネット銀行の場合、原則として「振込が完了してから○日以内」という期限が設けられていることも多いので、スピーディな対応が求められます。

まとめ:組み戻し手続きは早めに!最寄り店舗で対応できることが多い

振込ミスをしてしまった場合でも、落ち着いて「組み戻し」の手続きをすれば、資金が戻ってくる可能性は十分あります。口座を作った支店でなくても、現在の居住地近くの店舗で手続きできることがほとんどなので、遠方に行く必要はまずありません。

時間が経つと対応が難しくなる場合もあるため、気づいたらすぐに銀行に連絡し、必要書類を準備して早めに対処することが大切です。

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