通帳に「仮記帳」が表示されたときの意味とATMで繰越できない理由とは?

貯金

銀行の通帳がいっぱいになった際に「仮記帳」と記載されることがあります。また、ATMで通帳繰越をしようとしても「指定お取引ができません」と表示されてしまうケースも。この記事では、その原因や対処法について解説します。

「仮記帳」とは何か?その仕組みを解説

「仮記帳」とは、通帳の記入欄がいっぱいになったあとにATMで記帳を続けた場合、印字できない取引を機械的に一時記録したことを示す表記です。この時点では取引明細は反映されておらず、仮に記録された状態となっています。

仮記帳状態になると、それ以降の取引明細は次の通帳へ繰り越さない限り印字されません。したがって、通帳を新しくする必要があります。

ATMで通帳繰越ができない理由とは?

多くの銀行では、通帳繰越に対応しているATMと対応していないATMがあります。地方の支店や小型ATM、あるいは機械の型番によっては繰越機能がない場合があります。

「指定お取引ができません」と表示される場合は、以下の理由が考えられます。

  • 繰越非対応のATMを使用している
  • 通帳自体がATMでの繰越に対応していない(旧型など)
  • 通帳が破損・磁気不良で機械が読み取れない

解決方法:どうすれば通帳を繰り越せるか?

ATMで繰越ができなかった場合、基本的には銀行の窓口で手続きを行う必要があります。本人確認書類と該当の通帳を持参し、「通帳繰越をお願いします」と伝えれば、その場で新しい通帳を発行してもらえます。

また、以下のような対応策もあります。

  • 本店や主要支店に設置されている繰越対応ATMを使う
  • スマート通帳(通帳レス口座)へ切り替えて、スマホで履歴を管理する
  • インターネットバンキングから取引明細を確認する

通帳に「仮記帳」が続いているとどうなる?

仮記帳状態が続くと、通帳での記録と実際の残高や取引にズレが生じる可能性があります。特に記帳内容が必要なとき(確定申告・住宅ローン申請など)に不便が生じるため、できるだけ早く繰越手続きを行いましょう。

また、仮記帳のまま長期間放置すると、銀行側から通知や繰越手続きの案内が届く場合もあります。

まとめ:仮記帳や繰越不可の原因は早めに対処を

通帳に「仮記帳」が表示された場合は、新しい通帳への繰越が必要なサインです。ATMで繰越ができない場合は窓口を活用し、履歴管理のためにも早めの対応を心がけましょう。

最近では通帳レス口座やネットバンキングの利用も普及しており、記帳作業そのものを省略できる選択肢も増えています。利便性と必要性に応じて、管理方法を見直すこともおすすめです。

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