高校生は部活や通学中などでけがをしやすい時期です。特に骨折や捻挫などで装具（ギプスやサポーターなど）を装着する場合、医療費の自己負担が重くなるケースもあります。今回は、装具装着時の給付にも対応した医療・傷害保険のうち、コープ共済以外で検討できる保険について解説します。
装具装着時にも給付がある保険とは？
通常の医療保険や傷害保険では、通院や入院に対する給付が基本ですが、「装具費用」については明記されていない場合もあります。そのため、給付条件に「治療用装具」や「補装具」への給付項目があるかがポイントになります。
たとえば、損保系の傷害保険では「通院給付日額」に加えて「特定損害補償特約」や「骨折・ギプス固定一時金」などがオプションで付けられる保険もあります。
コープ共済以外のおすすめ保険例
- 東京海上日動あんしん生命「メディカルKit R」
入院や通院に加えて「治療用装具費用」もカバー可能な設計が可能です（設計内容による）。 - こども保険＋傷害保険プラン（ソニー損保など）
ケガに特化し、通院日数1日目からの給付、骨折・ギプス装着時の一時金給付などがあるプランもあります。 - au損保「ケガの保険 日常プラン」
ケガによる通院・入院に対応し、特約により装具等の費用補償がつくケースもあります。
装具費用の給付があるかのチェックポイント
保険選びの際は、以下の項目に注目しましょう。
- 「治療用装具費用」が明記されているか
- 「ギプス装着」や「骨折一時金」などの特約があるか
- 給付対象になる通院日数の条件（例：1日目から給付されるか、5日以上からか）
特にスポーツをするお子さんがいる家庭では、通院日額の給付だけでなく、こうした一時金が助けになる場面が多いです。
実際に保険金が支払われたケース
たとえば、高校生が部活中に足を骨折し、ギプス装着を2週間行ったケースでは、通院10日分の日額給付＋骨折一時金＋装具費用の一部が給付された事例もあります。これは、東京海上日動のオプション付きプランでした。
逆に、装具装着に関して明確な給付規定がなかった保険では、「医療機関の診断書があっても給付対象外」となるケースもあるため注意が必要です。
保険の比較は「一括見積」や「専門家相談」がおすすめ
こどもの医療保険や傷害保険は、商品設計が各社で大きく異なります。特約の内容、補償範囲、通院の取り扱いなどを比較するには、一括見積サイトの利用や、保険ショップでの無料相談が有効です。
特に「治療用装具」や「ギプス」に対する給付を求める場合は、保険会社に直接確認をとることが重要です。
まとめ：高校生のケガには補償内容を精査した保険を
高校生のお子さんのけがに備える保険を検討する際は、「コープ共済」以外にも選択肢があります。ポイントは、装具やギプス装着への給付があるかどうか、また通院日額や一時金の有無です。
家計に無理のない掛け金で、実際に必要な補償が受けられるよう、比較と検討をしっかり行いましょう。保険選びの際は、保険会社の資料だけでなく、実際の給付事例や利用者の声も参考になります。
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