同棲を始めたタイミングで貯金がガクッと減った…そんな不安を抱えている方は少なくありません。特に、手取りが限られた中で生活費・美容・車関連などの支出が重なると、「このままで大丈夫なの?」と焦りが出てしまうのも自然なことです。この記事では、同棲生活とお金のリアルをふまえて、今からできる貯金の見直しポイントと心の整え方をお伝えします。
24歳・貯金70万円未満。これは少ない?
厚生労働省の調査によると、20代女性の貯金額の中央値はおおよそ50万円前後。つまり、70万円近く貯まっていれば、決して少ないほうではないということです。
たとえ3桁あった貯金が2桁になったとしても、その理由が「生活環境の変化」や「同棲に必要な初期費用」ならば、それは前向きな投資と捉えることもできます。今の残高だけで焦る必要はありません。
今の支出の内訳を確認しよう
現在の支出バランスをざっくりまとめると以下のようになります。
支出項目 | 金額(目安) |
---|---|
保険・ローン | 58,000円 |
生活費・食費 | 40,000円 |
自己投資・美容など | 20,000〜30,000円 |
合計 | 約12〜13万円 |
ここから分かるのは、貯金に回せる余力が月5万前後ある可能性があるということ。ただし、美容や消耗品への出費が「満足度が低いまま消えている」ように感じるのであれば、そこに改善の余地があります。
“消耗品”へのお金を見直す3つのポイント
1. 満足度が高いものだけに絞る
スキンケア・メイク・美容室…どれも必要ですが、「自分の気分が上がるものだけを選ぶ」ことで浪費が減り、満足度の高いお金の使い方ができます。
2. 「買い替えのタイミング」ルールを作る
「1つ使い切ったら次を買う」「セール以外では買わない」などのマイルールを持つことで、ストック買いや衝動買いを防げます。
3. 消耗品と長く使える投資の境界線を意識
スキンケアや美容家電など、価格が高くても数年使えるものは「消耗品」ではなく「投資」として考えてOK。使うたびに満足感が得られるかどうかが判断基準です。
お金の不安を和らげるための考え方
将来の結婚・ライフイベントを考えると、貯金が思うように増えないことに焦る気持ちも出てくるかもしれません。でも、貯金は「数字」だけではなく「習慣」で築くものです。
毎月1万円でも、年間12万円、5年で60万円。月に+5,000円でも、5年後には30万円の差がつきます。一気に貯め直そうとせず、「積み上げ型の思考」に切り替えることが、心の安定にもつながります。
今からできるシンプルな貯金アクション
- 先取り貯金:給料日にまず1〜2万円を貯金用口座へ
- 「使わなかったら貯金」ルール:美容や買い物に使わなかったお金は月末に自動で貯金
- 家計簿アプリの導入:ざっくり把握だけでも効果あり
また、パートナーとの家計共有や固定費(通信・保険・サブスク)の見直しも、大きな節約につながります。
まとめ:焦らなくて大丈夫。コツコツ整える習慣があなたを守る
24歳で貯金が70万円未満という状況は、決して遅れているわけではありません。大切なのは、「お金を使う目的」と「積み上げる仕組み」を自分なりに持つことです。
焦らず、でも着実に。消耗感のある出費を少しずつ見直しながら、自分らしいお金との付き合い方を築いていきましょう。
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