物価の上昇が続く中、少しでも生活費を抑えたいと考える人が増えています。なかでも節約しやすいのが「食費」です。今回は、誰でもすぐに実践できる食費節約術を具体的なアイデアとともにご紹介します。
安い食材をうまく使い回す
節約の王道は、やはり「安い食材を中心に献立を考える」こと。たとえば豚こま肉、豆腐、もやし、納豆、卵などは価格が安く、栄養価も高いため非常にコスパがよいです。
たとえば、もやしは炒め物・スープ・ナムルとバリエーションも豊富で、1袋30円程度と驚異的な安さです。1週間に2〜3回使っても飽きにくい万能食材です。
冷蔵庫の中を確認してから献立を考える
「あるもので何とかする」姿勢は、食品ロスを減らすだけでなく、無駄な買い物も防げます。冷蔵庫やパントリーの中を見て、「消費期限の近い食材から使う」習慣をつけましょう。
たとえば、冷蔵庫に残っていた白菜・人参・卵・豆腐で、鍋風スープを作ったり、お好み焼き風のチヂミを作ったりと、意外にレパートリーは広がります。
調味料を増やさず、シンプルな味付けにする
調味料は種類が多くなるほどコストもかさみ、使い切れずに廃棄してしまうことも。家庭の定番である「醤油・みりん・料理酒・塩・砂糖・酢・だし」の基本7種があれば、ほとんどの和食が作れます。
逆に、オイスターソースやナンプラーなどは買ったはいいけど使い切れず期限切れ…というケースも多いので、本当に必要なものに限定しましょう。
買い物のタイミングに注意する
お腹が空いた状態で買い物に行くと、つい無駄なものまで買ってしまいがち。これを防ぐには「食後に買い物へ行く」のが効果的です。また、買い物前に簡単なメモや買い物リストを作っておくことで、余計な出費を防げます。
実例として、「食後に買い物へ行くようにしてから、月の食費が1万円減った」という声も。意識を少し変えるだけで大きな効果があります。
作り置きや冷凍保存で食材を無駄なく使い切る
まとめ買いした食材は、使い切る前に傷んでしまいがちですが、作り置きや冷凍保存を習慣化することで防げます。特にひき肉や豆腐、キノコ類は冷凍保存に適しています。
たとえば、ひき肉は小分けして冷凍し、カレーやそぼろに使い回す。豆腐は水切り後に冷凍して炒め物や煮物に使用するなど、ちょっとした工夫で食材ロスを減らせます。
外食やテイクアウトを控え、自炊を習慣化
外食は1食あたり700〜1000円程度、自炊なら1食200〜300円程度に抑えられます。週に3回外食を控えるだけでも、月に1万円以上節約することが可能です。
どうしても自炊が面倒な日は、レトルトカレーに目玉焼きや野菜を添えるなど、簡単な手抜き自炊でもOK。大切なのは「外食を減らす」ことです。
まとめ:節約は無理なく、コツコツがカギ
食費の節約は、特別な技術や努力よりも「日々の意識」がもっとも重要です。冷蔵庫の食材を使い切る、安い食材を使い回す、無駄な調味料を買わない…これらの積み重ねが、長期的に大きな節約になります。
無理なく続けられる習慣を取り入れて、賢く家計をコントロールしていきましょう。
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