まとまった金額を「店舗のある銀行」で定期預金したい方に向けて、安心と利息の両立を叶える選び方を解説します。1,000万円クラスの預金を、最適な金融機関で運用するためのポイントを整理しました。
高金利の銀行には店舗があるのか?
2025年7月時点では、ネット銀行(オリックス銀行、UI銀行、SBJ銀行など)が1年もの定期預金で1.2〜1.35%の高金利を提供していますが、これらは原則店舗を持たない銀行です。
一方、全国に実店舗がある”店舗型銀行”の金利は、メガバンクで年0.275%程度、ゆうちょ銀行の定期・定額貯金でも0.275〜0.325%程度に留まっており、ネット銀行に比べるとかなり低いのが現状です。
店舗あり&高め金利を両立する選択肢
ただし例外的に、UI銀行は東京きらぼしグループ系として実店舗も展開しており、キャンペーン条件を満たせば1年もの金利1.35%が適用されるケースもあります(預入上限100万円まで)。
また、SBJ銀行やオリックス銀行もネット主体ですが、一部エリアで窓口対応や証券連携などにより対面サービスが受けられるケースがあります。
1,000万円預けるならどうする?具体的な例
たとえば、1,000万円のうち100万円はUI銀行のキャンペーン定期(1.35%)に、残りはゆうちょ銀行の定期貯金(たとえば2年以上で0.27〜0.29%)などに分割して預ける方法があります。
こうすることで、一部を高金利で運用しつつ、残りは安心の実店舗や全国対応の銀行で預けるというバランスが取れます。
選ぶときのチェックポイント
- 1年ものの金利が高いキャンペーン銀行で「実店舗があるか」や「対面窓口対応可能か」を確認
- UI銀行のように「上限100万円まで」などの条件や申込締切日(例:9月30日まで)に注意する
- 預入期間を複数年にすると金利が上がるゆうちょ銀行などの安心商品を併用
実例比較表(参考イメージ)
銀行 | 預入額 | 金利(年率) | 実店舗 |
---|---|---|---|
UI銀行(キャンペーン) | 100万円まで | 約1.35% | あり(東京きらぼし系) |
オリックス銀行 | 残額 | 約1.20%(ネット専用) | なし |
ゆうちょ銀行 | 残額 | 長期で0.27〜0.32% | 全国店舗あり |
まとめ:安全性と利息を両立する工夫を
1000万円の定期預金を店舗のある銀行で運用したい場合、一部だけを高金利キャンペーンの銀行で預け、それ以外を実店舗がある銀行に分ける手法がおすすめです。金利と安心のバランスを取りながら、複数の金融機関を組み合わせて管理することで、より効率的な資産運用が可能になります。
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