国民健康保険料の納付期限を過ぎてしまった場合、ポストに届いた督促状を見て焦る方も多いかもしれません。しかし、督促状を活用すれば、まだ支払いが可能なケースも多くあります。この記事では、期限切れの督促状での支払い可否や必要な持ち物などについて解説します。
督促状が期限切れでも支払えるケースが多い
多くの自治体では、納付期限を過ぎても、記載された取扱金融機関やコンビニエンスストアでしばらくの間は支払いが可能です。たとえば、長野県にお住まいの方であれば、督促状に記載のある八十二銀行などの窓口で支払えることが一般的です。
ただし、督促状の右下や裏面に「有効期限」や「この納付書は○月○日まで使用可能」などの注意書きがある場合、それを過ぎていると窓口での支払いができない場合もあるため、必ず確認しましょう。
銀行窓口で支払いを行うときに必要なもの
基本的に、支払いに必要なのは以下の2点です。
- 督促状（納付書）
- 支払金額相当の現金（一部金融機関ではキャッシュカード可）
納付金額は督促状に記載されていますが、延滞金が加算されている場合もあるため、念のため事前に市区町村の担当窓口に問い合わせて確認するのが安全です。
支払えない場合や不安があるときは市役所に連絡を
もし督促状が使用期限を過ぎている場合や、納付書を紛失してしまった場合は、市区町村の国民健康保険担当課へ電話で問い合わせましょう。再発行や支払い猶予について相談できることがあります。
たとえば、「督促状の期限が3日前だったが、まだ支払えるか？」といった内容を正直に伝えれば、担当者が状況に応じて対応してくれます。
延滞金が発生する可能性もある
納付期限を過ぎると、法令に基づき延滞金が課される場合があります。延滞金の計算方法や免除の可否は自治体によって異なるため、こちらも担当窓口に確認すると良いでしょう。
なお、延滞が長期間にわたると財産の差押えなど強制徴収のリスクもあるため、放置は絶対に避けてください。
期限を過ぎた督促状が使えないときの対処法
もし督促状が無効となっていた場合でも、次のいずれかの方法で支払いが可能です。
- 役所の窓口で新しい納付書を再発行してもらう
- マイナポータルや自治体のWebサービスを通じて電子納付する
一部の市町村では、クレジットカード払いやPayPayなどのスマホ決済に対応しているところもあります。
まとめ
国民健康保険の督促状が期限を過ぎていても、記載の金融機関で支払える場合が多いですが、使用期限の確認と早めの対応が重要です。必要なものは基本的に督促状と現金のみですが、不明点や不安がある場合は市区町村の担当課に電話で確認することをおすすめします。滞納による延滞金や差押えを避けるためにも、できるだけ早く行動しましょう。
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